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嫌になっちゃう!口周りのニキビの原因と治し方を教えてちょうだい!

治療法   3,452 Views

口周りにできるニキビは目立つし、跡が残るのでケアがめんどくさいですよね。

場所によっては口を動かすたびに痛かったり、炎症が酷いと周囲の視線も気になります。

そして大人になってからのニキビの特徴として
「いつまでも治らず、治ったと思ったらまた同じ場所にできてしまう」
という事が挙げられます。

20代など肌の活力があるうちはまだ良いのですが、年齢を重ねるごとにニキビの跡はシミやくすみへと変化していきます。あ~恐ろしい!

なぜ、口の周りってニキビや吹き出物ができやすいのでしょう?
また上記のような悪循環を断ち切るための良い方法はないのでしょうか?

そんなお悩みをお持ちの方に、ここでは、口周りにできるニキビの原因と治し方をお伝えします。ちょっとした心がけや食事の改善でも効果がありますので、じっくり読んで参考になさって下さい。

 

そもそも口周りはニキビができやすい場所

さきほど申し上げたように口周りのニキビは、「大人ニキビの典型」と言われています。

それは、成人した人の皮膚が、皮脂分泌の不安定な10代に多いニキビとは違い、乾燥して柔軟性を失った肌が皮脂詰まりを起こしやすかったり、肌のターンオーバーの機能が低下して老廃物がたまる、などが直接の原因です。

それに加えて、口の周りは、自分の髪の毛、マスクのこすれ、洗顔の洗い残しなど日常生活での外からの刺激を受け、ニキビができやすい部分でもあります。

ニキビが繰り返しできる、という人は、以下の事を無意識におこなっている場合があります。早速、チェックしてみましょう。

 

口周りのニキビの原因8つ

その1.マスクによる肌荒れがニキビをまねく

職業柄、つねにマスクを着用する看護師さんはニキビに悩まされる方が多いそうです。


Yahoo知恵袋:どうしたらニキビを悪化させずマスクできるか…より

上記のお悩みのように、マスクは外部からの細菌の侵入を防ぐという役割を持つ反面、ムレなどによって雑菌が繁殖しやすく、ガーゼなどによる摩擦で肌に傷がつき、そこから皮脂やバイキンが入るとさらにニキビを悪化させてしまいます。

日本は衛生管理にうるさい国民性をもち、看護師さん以外にも花粉症やインフルエンザ予防、PM2.5対策などさまざな理由でマスクをする人も多いです。

しかし、質の悪いマスクを長時間着用するのはニキビの発生や悪化の原因となります。

特に可愛らしいキャラクターついた「伊達マスク」などは通気性が悪く生地も粗いので、ニキビが気になる方は極力着用を避けるか、質の良いものを選ぶべきです。

 

その2.雑な洗顔やスキンケア

女性の場合、毎日のスキンケアが原因になることもあります。

例えば、洗顔を毎日していても、口紅を落とし忘れることがあるという人は、口周りもよく洗えていない可能性があります。

反対に、洗いすぎて必要な皮脂を落とし過ぎてしまっている人も。皮脂が不足して乾燥すると、今度は保湿するために皮脂が過剰に分泌され、ニキビの原因となります。

その3.ヒゲや産毛処理後の肌荒れ

男性では髭剃りを行なったあと、そこから雑菌が入り吹き出物ができることがあります。

また女性では産毛の処理後ファンデーションなどメイクなどが入りかぶれる方もいますので、ムダ毛の処理をした後は必ず保湿等のアフターケアを行うようにしましょう。

その4.ストレスの影響

ストレスを受けると、男性ホルモンが分泌される…という話をよく聞きます。すると、その影響を受けやすい部分、すなわち「ひげが生える部分」である、口周りの肌が影響を受け、ニキビが発生しやすくなります。

その5.生理前のホルモン変化

生理前は、肌荒れを起こしやすい期間です。これは、女性ホルモンのうち、生理前に増加する黄体ホルモン(プロゲステロン)のはたらきによるものです。

この期間は皮脂の分泌が活発になり、毛穴に皮脂詰まりが起きて、ニキビが誘発されます。食事内容を見直したり、スキンケアで脂分を減らしたりする工夫が必要です。

その6.胃腸のはたらきの低下

胃腸の調子が悪いと、食べ物の消化が悪く、栄養を十分に吸収できなくなります。そのために肌の調子が悪くなり、ニキビができやすい肌になります。

また、口は消化器官の始まりでもありますから、不調が現れやすい場所とも言えます。

その他にも、胃腸のはたらきの低下は、疲労、むくみ、貧血など体にさまざまな影響を与えます。

その7.ビタミン不足

肌を整えるビタミンB群、抗炎症や抗酸化作用のあるビタミンCが不足すると、ニキビができやすくなります。

その8.睡眠不足

体が疲労すると、内臓機能や血液の浄化機能が低下し免疫力も弱まります。すると体内にたまった老廃物が原因で、ニキビが生じてしまうことがあるのです。

疲労をとるには上質の睡眠を摂ることが欠かせません。時間が十分に取れない時でも、深い眠りを摂ることによって、疲労を早く回復させましょう。

 

口周りのニキビの予防法

口周りのニキビの予防は、生活習慣の改善が中心になります。

 

・栄養バランスの良い食生活

暴飲暴食をやめて、規則正しい時間に、栄養バランスの良い食事を摂ります。

カフェインや香辛料を控え、キャベツやダイコンなどの胃腸を整える野菜、善玉菌を増やすヨーグルト、生理前の不調を改善する鉄分などが効果的です。

飲み物もお茶を飲み、水分を摂ることで、胃腸のはたらきを活性化します。
ちなみに牛乳は、胃を守るはたらきもあります。

野菜ジュースは、ビタミンを中心とした栄養をバランスよく摂ることができます。

・ビタミンの摂取

ビタミンB群は、8種類あり、どれも体にとって欠かせない栄養素です。細胞を活性化し、肌のターンオーバーをうながします。

ビタミンCが、シミやニキビ跡を改善してくれるのは有名ですね。サプリメントで摂取しても良いですし、ビタミンが豊富な食材を積極的に摂るのも良いでしょう。

ビタミンB群は、玄米や小麦、豚肉、レバー、魚類、ほうれん草などに、ビタミンCは、ブロッコリー、レモン、柿、いちごなどに豊富に含まれています。

 

口周りのニキビを悪化させないケアとは

ニキビができてしまったら、悪化させないように、普段のケアを見直しましょう。それだけでも症状を抑えることもできます。

 

・肌にやさしいスキンケア

口周りのニキビの大敵は、外からの刺激です。

洗顔の際にゴシゴシこするのは禁物。泡でやさしく洗うようにしましょう。

また、洗顔後のスキンケアも、刺激の強い化粧品は控えましょう。ニキビの場所には、こすらずにそっとつけるのがコツです。保湿のための化粧水と乳液だけにして、過剰なケアは避けましょう。

・保湿剤

洗顔後に保湿剤を塗るのも効果的です。口周りは乾燥しやすく、食事やうがいのたびに刺激を受け、乾燥しやすい部分でもあります。

口に入っても安全な保湿剤を使い、肌の調子を整えておきましょう。

ワセリンやホホバオイル、シアバター、あるいは、口周りのニキビケア専用クリームなどもおすすめです。

・肌にやさしいメイク

女性にとっては、ニキビがあってもメイクをしないという選択肢はなかなか難しいものです。メイク剤も刺激になりますが、メイクを落とすためのクレンジングは、かなりの刺激になります。

ニキビができている間は、クレンジング不要のメイクに変えましょう。ミネラルパウダーのファンデーションなどを利用し、洗顔石けんだけで落ちるメイクにしておけば、ニキビの悪化を抑えることができますよ

・肌にやさしいひげ剃り

ひげ剃りは、男性にとってはやめるわけにはいかない行為でしょう。そこで、できるだけ肌を守りながら行うようにします。

刃からばい菌が入ってしまうこともありますし、切れ味が悪い刃は肌トラブルの原因になりますので、適宜、刃を取り換えて清潔に保ちます。

ひげ剃り後は、保湿のための化粧水とクリームを使いましょう。しみる場合はクリームだけでも効果があります。

 

口周りのニキビの対処法と治し方

すでに口周りにニキビが出来てしまっている場合は、お薬をつかって治すことも
必要です。

・治療薬について

口周りのニキビを治すために一般の薬局で手に入る治療薬には、ディフェリンゲル、ダラシン、などのクリーム&ローションがあります。

軽い症状やできかけの場合は、「大正漢方胃腸薬」などの胃腸薬も試してみましょう。

胃腸の調子が改善されると、ひと晩でニキビが小さくなることも。便秘気味の人は、お腹をスッキリさせると、口周りのトラブルは早く治ることがあります。

また「桂枝茯苓丸加ヨクイニン」(ツムラ125)のような漢方薬もおすすめです。
ヨクイニンは、イボに効く薬としても知られていますが、口周りのニキビにも効果的です。

・免疫力アップにおすすめなのは乳酸菌

ニキビなど皮膚の異常は、身体の免疫力が弱まっている時にも起こりやすくなります。普段から疲れた時に肌荒れが起きやすいという人は、便秘気味だったり、お腹の調子が良くない場合が多く見られます。

詳しくは腸内フローラで免疫力アップ!すぐできる7つの腸内環境改善トレーニングをご覧ください。

最近注目されている乳酸菌は、免疫力を高め、肌の調子も整えてくれます。もちろん、腸内環境も改善されるので、ニキビにも良い影響を与えます。

おすすめはR-1などの乳酸菌です。
体がスッキリ元気になると、いつの間にかニキビも消えてしまいます。

 

・おすすめのレシピ

乳酸菌は免疫力のアップと美肌や胃腸を整える両方の作用があります。

ヨーグルトには、この両方の栄養素が入っています。
また、生理前の不調には、鉄分も効果的!

○メニュー:プルーンとバナナの美肌スイーツ

<材料>
プレーンヨーグルト 60g
プルーン 1粒(粗みじんに切っておきます)
バナナ 2cm(1cmの輪切りにしておきます)
くるみ 2かけ
すりごま 小さじ1/2
きな粉 小さじ1/2

<作り方>
器に、材料を下から重ねます。プレーンヨーグルト、プルーン、バナナ、くるみ、すりごま、きな粉の順で。これで完成!

甘みが欲しい方は、はちみつを加えましょう。

プルーンの鉄分、バナナの食物繊維、くるみのミネラルとビタミン、ごまのセサミン、きな粉の大豆イソフラボンが、このスイーツで摂れます。美肌効果が大いに期待できますので是非試してみてください。

 

口周りのニキビで病院を受診するには何科がいいの?

ニキビが市販の薬や普段の生活の仕方を変えただけでは改善できない場合は、病院を受診し、適切な治療を受けましょう。

その際、何科にかかるのが良いのでしょうか?

まずは、皮膚科を受診するのが定番ですね。
皮膚科では、口の周りの治療としては、内服薬が一般的です。

そのほか、光治療やケミカルピーリングなどの治療になると、保険適用外となりますので、治療を受ける前に医師と十分に相談しておきましょう。

また、女性の場合、婦人科を受診するのもアリなんですよ。

ホルモンバランスが崩れたことにより、ニキビが生じている場合、そのバランスを整える治療を受けることができます。普段から生理不順や強いPMS(月経前困難症)の症状がある人は、婦人科を受診してみるのもおすすめです。

参考記事:PMS(月経前症候群)対策とサプリの活用法!生理前のイライラ解消のコツ

さらに、しつこい口周りのニキビの場合、病気が原因になっていることがあります。

子宮内膜症や多嚢胞性卵巣症候群は、ニキビを引き起こす病気です。とくに、多嚢胞性卵巣症候群は、血中の男性ホルモンが増加するため、ニキビや多毛などの症状を起こす原因となります。

生理不順があり、しつこいニキビができる場合は、婦人科の受診も選択肢に入れましょう。

 

まとめ

今回は、口周りのニキビの原因と対処法、予防となどご紹介しました。

ほかの場所にできるニキビと違い、対処の仕方もただ薬を塗るだけではなく
体の外側と内側両方からのアプローチが早期解消の秘訣です。

したがって、毎日の食生活や、基本的な生活習慣を見直しながら、ニキビを繰り返し作らない体質に変えましょう。それでも改善できない場合は、すみやかに病院を受診して下さい。

ちょっと手ごわい症状ですが、この記事がお悩み解決のきっかけになれば幸いです。

 

 

 

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