毛穴引き締めケアと化粧品、上手に毛穴を目立なくするお手入れ方法
毛穴トラブルは、小鼻や頬など顔の目立つところに起こり、とても気になりますよね。
でも、普段の毛穴ケアは汚れを取って終わり!にしていませんか?
汚れが取れると安心してしまいやすいですが、面倒だからとそのままにしておくと、毛穴のトラブルがもっとひどくなってしまいます。
一度開いてしまった毛穴を目立たなくさせるのに必要なのは、上手な毛穴引き締めケアです。
ここでは、開いた毛穴をきれいにした後、引き締めて毛穴を閉じる方法をご紹介したいと思います。最後に、毛穴引き締めに役立つ化粧品もピックアップしていきますよ!
◆毛穴が開くメカニズム
- <毛穴のトラブル一覧>
- ・毛穴の開き
- ・毛穴の黒ずみ
- ・しずく状のゆるみ毛穴
毛穴のトラブルの主なものは、毛穴の開き、毛穴の黒ずみ、しずく上のゆるみ毛穴、の3つです。このような毛穴のトラブルによって、お肌に陰影ができて色が悪くなり、ファンデーションののりも悪くなりますし、夕方になると、化粧崩れで余計に毛穴が目立つようになります。
では、どうしてこのようなトラブルが起きてしまうのでしょうか?
まずは毛穴の開くメカニズムを調べてみましょう。
1.毛穴の開き
若い時にはお肌がすべすべで色味も均一だったものが、年齢を重ねると、いつの間にかくすみやシワが気になるようになり、毛穴の開きも目立ってきます。
このような毛穴の開きの原因は、乾燥です。毛穴は、お肌の水分を調節する大切な役目がありますが、お肌の奥深くが乾燥していると、皮脂腺が活発になり、毛穴が開いて水分を多く吸収しようとするのです。
毛穴の開いた状態が続くと、毛穴はしだいに閉じにくくなり、いつも開いた状態になってしまいます。そうすると悪循環が始まり、毛穴に汚れがたまり、毛穴もどんどん深く大きくなっていきます。
2.毛穴の黒ずみ
いつも開いた状態になってしまった毛穴には、汚れがたまっていきます。また、お肌の乾燥を補うために、皮脂の分泌が多くなりすぎ、角質の汚れと混ざって毛穴に残り、角栓となります。
お肌にはあまり良くありませんが、指先で強めにつまんだり押したりして角栓を押し出してみると、たまり始めたばかりは白っぽいものです。この角栓が取り除かれずに詰まったままになると、酸化し、黒く変色し、黒ずみ毛穴になっていきます。
3.しずく状のゆるみ毛穴
一方、頬の広い部分にできるのが、しずく状のゆるみ毛穴です。よく見ると、ひとつひとつの毛穴がしずく型あるいは楕円形になり、ひどくなるとつながって肌がよれたような状態になります。
お肌の奥でお肌を支える真皮には、コラーゲンやエラスチンという弾力性のある成分がありますが、その成分が加齢や環境によって不足することで、お肌のハリや弾力性が失われます。
これによってお肌がたるみ、毛穴がすり鉢状に落ち込み、形も崩れて縦に伸びていきます。
◆お肌の角質層と真皮
毛穴のトラブルは、毛穴そのものの汚れだけでなく、お肌の奥の乾燥も深くかかわっているのですね。ということは、必要なのは保湿ということになります。
ここでは、お肌に水分をためる受け皿となる、お肌の表面と奥の仕組みをおさらいしておきましょう。
① 角質層では、セラミドがお肌の奥をうるおし、調子を整える
お肌は、表面近くの表皮とその下の真皮に分かれます。お肌の薄い皮脂膜のすぐ下、表皮のいちばん上にあるのが角質層です。
角質層には、薄い角質の層が何層も重なっています。角質間の細胞と細胞を結びつけるはたらきをするのがセラミドです。セラミドは、細胞をつなぐと同時に水分を挟んでためておく強い力があるので、角質層の保湿には欠かせません。
セラミドが十分にあると、お肌のバリア機能が正常にはたらき、お肌の奥がうるおいで満たされます。それによってお肌のキメが整い、透明感のある若々しいお肌に変わります。
② 真皮では、真皮幹細胞の活性化でお肌の奥の乾燥と老化を防ぐ
角質層のもっと下、表皮の下には真皮があります。真皮は、お肌の弾力性に影響が大きい部分で、なんと体重の20%近くを占めます。真皮には、コラーゲンなどのよく知られている3つの保湿成分が含まれています。
「コラーゲン」は、真皮の主成分です。線維芽細胞で合成され、真皮の骨格となります。水をためる力が強く、水分をとらえると逃がさずに保ちます。
「エラスチン」は、真皮の弾力性の元となる成分です。エラスチンも線維芽細胞から合成されます。
「ヒアルロン酸」は、真皮の細胞の間で細胞の活動を調節し、高い保水力があります。加齢とともに減少し、60歳では赤ちゃんの時の3分の1近くまで減少すると言われています。
3つの保湿成分はいずれも線維芽細胞から合成されますが、繊維芽細胞は、真皮幹細胞から作られます。「真皮幹細胞」とは、お肌の奥と言われる真皮の部分にある核となる細胞です。
コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸が十分にあると、真皮はうるおい、お肌をしっかり支えてくれますが、その元となる線維芽細胞は、みずからの老化とともに増殖が衰え、減少します。
そこで、真皮幹細胞は、つねに若い線維芽細胞を生み出し続ける必要があります。
真皮幹細胞は、年齢とともに分泌量が減っていくので、真皮幹細胞を活性化させる成分を補うと、線維芽細胞を生み出し、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸も生み出され、やわらかいハリのあるお肌が作られます。
◆毛穴引き締めのためのスキンケア方法
以上、毛穴トラブルの原因とお肌の仕組みをみてきました。
お肌の表面や奥、つまり、お肌の角質層や真皮が、空気の乾燥や加齢によって乾燥すると、お肌にハリや弾力がなくなり、それによって毛穴のトラブルが起こりやすくなるわけですね。
毛穴のトラブルはお肌全体の問題とも言えます。そのため、毛穴のトラブルを改善するには、お肌の奥から調子を整えるトータルケアが大切ということになりますが、まずは毛穴の汚れを取り除き、開いている毛穴を引き締めることが不可欠です。
①洗顔で毛穴の汚れを取り除く
- <毛穴ケアの洗顔料とは?>
- ・お肌への負担が少ない
- ・保湿効果がある
毛穴のトラブルを改善するには、まず、毛穴につまった汚れを落とします。
とは言っても何でも落とせば良いわけではなく、汚れだけを落とし、必要な水分は保ちます。落としすぎてしまうと、お肌の乾燥がひどくなり、毛穴の状態も悪くなってしまうからです。
そこで、古くなった角質や余分な皮脂を落とし、うるおいを保ってくれる、低刺激で保湿効果の高い洗顔料を使いましょう。
うるおいを残して汚れを吸い取って取り除く、クレイ(泥)由来の成分や、伝統的な米ぬか由来の成分なども、毛穴ケアの洗顔料の成分として理想的です。
②化粧水・美容液・クリームで毛穴を引き締め
- <毛穴引き締めのポイント>
- ・浸透力のある成分でお肌の土台を作る
- ・保湿効果がある
- ・皮脂の量を調節する
- ・ターンオーバーをうながす
毛穴を引き締めるには、保湿が第一です。
保湿することで、毛穴の奥まで水分が行き渡り、ふかふかの土台ができるとお肌がうるおいキメが整います。お肌にハリと弾力が生まれ、たるみも改善されます。自然に毛穴が引き締まり、汚れも詰まらなくなります。
浸透力のある成分が配合されている化粧水や美容液を使うと、次のような良い循環が生まれます。
- ①お肌の真皮がうるおい、活性化します。
- ②コラーゲンなどの保湿成分が生成されやすくなり、お肌の土台がしっかり作られます。
- ③お肌に弾力が出て毛穴が目立たなくなり、引き締められます。
- ④保湿によって皮脂が過剰に分泌されることもなくなり、毛穴が閉じるようになります。
お肌が生まれ変わるターンオーバーは、年齢を重ねると時間がかかるようになります。20代までは約28日だったものが、30代を過ぎるとしだいに日数がかかるようになり、40代では40日かかってしまいます。
乱れてしまったターンオーバーの周期は、お肌の土台をうるおし、活性化することで改善されていきます。
十分に保湿し、栄養を行きわたらせてお肌のターンオーバーをうながすには、浸透力のある化粧水や美容液を使い、クリームでしっかりフタをすることが必要です。
洗顔の直後は、水分が失われやすい状態なので、バリア機能のある化粧水でお肌の水分量を保ちましょう。
手のひらや指先でパタパタとお肌にたたき込んでいきます。もっと効き目がほしい時にはローションパックがオススメです。化粧水を浸み込ませたコットンを肌に乗せ、パックします。
◆毛穴引き締めに役立つ成分
毛穴トラブルは、加齢によるお肌の変化が大きな要因です。化粧水や美容液などのスキンケア商品は、年齢に合った必要な栄養分が含まれているかどうかチェックし、エイジングケア成分が入っているものを選びましょう。
ここでは、毛穴引き締めのためのスキンケアに必要な成分をピックアップしてみましょう。
●皮脂バランスと抗酸化作用●
<ビタミンC>
ビタミンCは、皮脂バランスを整え、過剰な皮脂分泌を抑え、お肌にハリをもたらし、毛穴を引き締めます。抗酸化作用でお肌の老化・酸化を防ぎます。
ただし、ビタミンCはそのままでは効果が弱いので、お肌の奥まで浸透し、効果を発揮するビタミンC誘導体やナノカプセルなどの工夫があるものを選びましょう。
ビタミンC誘導体は、吸収されやすく、体内でビタミンCに変化する成分です。角質層まで浸透し、お肌に吸収されると、酵素反応でビタミンCに変わり、コラーゲンの生成をうながす効果があります。
ナノレベルの超極小カプセルに包み込んで奥まで届ける最新技術も生み出されています。
●お肌の土台作りに欠かせない保湿成分●
<コラーゲン>
真皮の骨格となり、網目状に張りめぐらされ、栄養を運びます。
とらえた水分を逃がさない高い保水力があります。加齢とともに減少し、お肌の弾力が失われていき、ターンオーバーの周期も悪くなります。食事でもある程度取れると考えられていますが、同時に脂肪分も摂ってしまうので、適度な量に抑えましょう。
ほかに、真皮の弾力性を生み出すエラスチン、真皮の細胞間をつなぎ、強力な保湿力があるヒアルロン酸も配合されていると保湿効果が高まります。
<セラミド>
表皮の角質間の細胞をつなぐ役目があり、角質層の保湿に必須の成分です。
<トレハロース>
海藻やキノコ類に含まれる天然の糖質です。
代表的なものでは干しシイタケがあり、水にひたしただけで元の姿に戻るのは、トレハロースの保水力によるものです。乾燥した環境で強力な保水力を発揮します。
●真皮細胞の活性化●
<植物幹細胞>
植物幹細胞もお肌の真皮幹細胞を守り、活性化することが分かってきました。
リンゴの幹細胞が表皮の幹細胞の増殖能力があることが実証され、にわかに脚光を浴びています。
最近は、さまざまな植物幹細胞が登場していますが、とくに、砂漠の過酷な環境で育つアルガンの木の芽から抽出した植物幹細胞は、お肌の真皮細胞の活性化を強力にサポートします。
●ターンオーバー周期を整える●
<成長因子>
お肌の土台をしっかりさせるため、お肌の奥にある真皮幹細胞を活性化させるには、グロースファクターと呼ばれる成長因子GFが効果的です。
加齢によって分泌量が減少すると、シワ、たるみ、ゆるみ毛穴などのお肌のトラブルの原因となります。
ほかに、ビタミンC誘導体、ビタミンA、プラセンタなどにもターンオーバーを改善する効果があります。
◆毛穴を引き締めるオススメの化粧品
①米肌
・お米の力でぷるんぷるんのやわらかお肌に
米ぬかは昔から、もちもち、つるつるの色白美人の美容法として使われてきました。コーセーの「米肌(まいはだ)」は、白米由来の成分が皮膚の水分をためるセラミドを作り出し、お肌の保湿機能を改善してくれる、天然成分配合の無添加化粧品です。
- <注目ポイント>
- ・ライスパワー№11
- ・乳酸ナトリウム
- ・無香料、無着色、石油系界面活性剤不使用で低刺激。
ライスパワー№11は、日本酒醸造の発酵の段階で発見された、白米から抽出される成分です。お肌に水分をためるセラミドを作り出し、ビフィズス菌発酵エキスと大豆発酵エキスで保湿をパワーアップしています。
乳酸ナトリウムが肌内部と空気中の水分も取り込み、保湿効果を高めます。
米肌のトライアルセットは、洗顔石けん、化粧水、クリーム、マスク、エッセンス、ジェルクリームの6点セットは、豪華に2週間分で1,500円!
ハリのあるやわらかお肌で毛穴を引き締めましょう。
②アンプルール
・ゆるみ毛穴を改善するならお肌の奥から健康に!
アンプルールの「キメハリ美肌キット」は、ゆるみ毛穴を改善してくれます。
ポイントは、お肌の環境をしっかり整えてくれるところ。その成分に秘密があります。
- ・高品質のコラーゲンやエラスチン
- 頬に広くできるゆるみ毛穴の原因となる、お肌のハリや弾力低下を防ぎます。
- ・アルガンセルエキス
- 真皮の生成をうながす植物幹細胞。今、話題のアルガンが使われています。
- ・GF(成長因子)
- お肌のターンオーバーを効果的にうながします。
10日分の「キメハリ美肌キット」は、リフティングローション、リジュリューションαプラス(美容液)、ラインセラムアイ(目元用クリーム)、リフティングクリームの4点セット。初回限定2,100円でお試しできます。
③ビーグレン
・浸透テクノロジーでお肌の奥まで保湿
ビーグレンのトライアルセットは、洗顔料、化粧水、美容液、クリームの4点セットが7日分1,800円のお手頃価格です。
オススメポイントは、厳選の2つ!
- ・洗顔料は泥の成分
- 洗顔料は、泥の成分がうるおいを残して汚れを取り除きます。
- ・浸透テクノロジーでお肌の奥まで効き目が到達
- 化粧水・美容液・クリームは、ビーグレン独自の浸透テクノロジー技術で、目に見えないナノレベルの超極小カプセルで天然成分を包み、お肌の奥まで浸透させるので、成分の効果が最大限に引き出されています。
ビーグレンの考え方は、天然成分だけでは皮脂に覆われたお肌の奥へは浸透しにくいというもの。超極小サイズのカプセルで、角質の奥の層まで成分をしっかり届けるので、お肌の奥がしっかりうるおい、毛穴レスのキメの整ったお肌を作ってくれます。
いかがでしたでしょうか?
ニキビ跡と毛穴のお手入れとは、実は近しいものです。
自分にあった化粧水やクリームなど、是非みつけてくださいね。