【動画でわかる】崩れにくくて長持ち、リキッドファンデーションの正しい塗り方とおすすめコスメ
リキッドファンデーションは、付け方によってナチュラルメイクにもしっかりメイクにも対応できる便利なアイテムです。
「彼は濃いメイクが嫌いだから、薄めに仕上げよう」
「リキッドとパウダーを組み合わせて、大人っぽくコーデ」
と、お出掛けの用途に合わせて調整がしやすく、顔の雰囲気を気軽に変えることもできちゃいます。
ここでは、リキッドファンデーションの基本的な使い方から、わたしがBA時代にお客様からいただいた質問、崩れにくくて長持ちする塗り方など覚えておくと役立つ内容をお届けします。
また「見ながら試したい人」向けにおすすめの動画や、人気のファンデもご紹介していますのでぜひご覧になられてください。
それではまいりましょう。
目次
- リキッドファンデーションの特徴
- (基本)塗る前にやっておく事とメイクの順番
- 崩れず長持ち!リキッドファンデの塗り方
- リキッドファンデを塗る3つの方法と特徴
- ひとめでわかる!参考動画4選
- おすすめのリキッドファンデ~ナチュラルからプチプラ、有名コスメまで
リキッドファンデーションの特徴
リキッドファンデーションとは、油分が多い乳液状のファンデーションです。
パウダーのような粉のファンデーションに比べて、肌の上で伸びてなめらかに塗ることができるので、肌の色や凹凸をしっかりカバーし、メイクが長持ちします。
また液体であることの特徴を活かし、肌に潤いを与えるセラミドやヒアルロン酸、エイジングケアに欠かせないプラセンタ、ハリのもととなるEGF、肌の調子を整える植物など、さまざまな美容成分も配合。
便利さとあわせ「肌に優しい」ため、化粧品負けしやすい敏感な肌や、乾燥が気になる方など、幅広い肌質の方に対応できるのがメリットであると言えます。
関連記事:
乾燥肌のファンデーションの選び方と塗り方、キレイに仕上げる基礎知識
(基本)リキッドファンデを塗る前にやっておく事とメイクの順番
わたしがBA時代に受けた相談のなかで
「リキッドファンデだけ塗れば、ほかは要らないですか?」
というものがありました。
若い年代の方に多かったと思います。
確かにリキッドは使いやすさや性能からオールインワンのようなイメージがあります。
しかし「何もつけなくていい」わけではありません。
ニキビや肌荒れなどを未然に防ぎ、メイクの仕上がりをよくする役割も含め、最低限以下のことだけはやっておくことをお薦めします。
・肌を潤すスキンケア
洗顔後に化粧水や乳液で、保湿をしっかりしておきましょう。
リキッドファンデーションはうるおいをキープする効果もありますが、その前に保湿しておくと、肌がなめらかになり、ファンデーションを均一にきれいにつけやすくなります。
・化粧下地を塗っておく
リキッドファンデーションはカバー力があるので、下地は不要と思う人もいるかもしれません。
でも、テカりや化粧崩れを予防するためには丁寧に塗っておくことが大切です。
土台としての化粧水や乳液が肌になじみ、さらっとした状態になってから塗りましょう。
その際、毛穴の黒ずみや肌のくすみが気になる場合は、カラーコントロールのできる化粧下地で肌を整えておくのもポイントです。
・メイクの順番
1) 化粧下地・カラーコントロール・日焼け止め
メイクの順番は、まずは化粧下地から。
カラーコントロールを別塗りする人は、化粧下地の次にカラーコントロールを。
お好みでどちらでも良いですが、化粧下地の前か後に日焼け止めを塗ります。
2)リキッドファンデーション
下地を済ませたら、次に、リキッドファンデーションを塗りましょう。
詳しい塗り方は次でお伝えします。
3) コンシーラー
その後、コンシーラーを塗ります。
パウダーファンデーションの場合はコンシーラーを先に塗りますが、リキッドファンデの場合はコンシーラーが後なので、お間違いなく。
リキッドファンデはパウダーよりもカバー力があるので、コンシーラーは後から塗ればファンデの仕上がりに合わせて薄付けで済みます。
4) パウダーファンデーション
可能であれば最後に仕上げとして、パウダーファンデーションを薄く塗ります。
必要に応じて、シェーディングのためにブロンザーなどを使い、ベースメークを仕上げるのも良いでしょう。
崩れず長持ち!リキッドファンデの塗り方
そのほか良く受けた相談のなかで
「自分にあった色がわからなくて顔が浮いて見える」
「脂性なのか、リキッドファンデでもすぐ化粧崩れしてしまう」
というものがあります。
色選びについては、サンプルなどをつけただけではイメージを掴みにくいですし、化粧崩れはリキッドの塗り方に慣れていないか、間違っている場合が多いです。
ではそれらの悩みを解消するために、色選びに失敗せず、崩れにくいリキッドファンデの塗り方についてご説明しましょう。
意外と簡単!リキッドファンデの色の選び方
みなさんファンデーションの色は、顔の色に合わせようとしますが、明るくなりすぎる傾向にあるようです。照明の当たり具合や体調により、多少顔色が変わる事が原因と考えられます。
一方で首に合わせると良いという説もありますが、首に合わせると暗くなりがちです。
「顔が浮いてしまう…」つまり首との境目を自然にしたいと思ったら、あごから頬にかけてのフェイスラインに注目しましょう。
首よりは明るく、顔の中では少し暗めな部分です。
特にリキッドファンデでは、この場所に色を合わせると自然な仕上がりになります。
崩れず長持ちさせるポイント
リキッドファンデーションは、しっかり塗れる反面、化粧崩れになりやすいと言う声もよく聞かれます。
それは、厚く塗り過ぎていることがおもな原因です。
崩れないためには、薄く塗ることが肝心ですが、そのためには、さきほど説明したように化粧水や乳液をなじませてから下地を丁寧に塗り、ベタつかない状態にしておくことが重要です。その後均一にリキッドファンデを塗ります。
リキッドファンデを塗る3つの方法と特徴
実際にリキッドファンデを塗るには、主に指、スポンジ、ブラシを使う3つの方法がありますが、自分好みのメイクをするために、それぞれの特徴について知っておきましょう。
○手(指)で塗る場合
少量を手の甲に取り、体温で温めて少し伸ばしてから。
まず、額、鼻、両頬、あごの5点に少量ずつ置く。
次に、顔の中心から外側へ向かって指全体を使って伸ばす。
指先で目尻や小鼻などの細かい部分に塗り込みむ。
仕上げに手のひらで顔全体を押さえ、ハンドプレスして定着させる。
○スポンジで塗る場合
スポンジは、平たいの、四角く分厚いもの、三角のもの、ダイヤ型などがありますが、リキッドファンデーションには、厚みのあるものが向いています。
頬などの広い面はスポンジの広い面を使ってたたき込みむようにするのがポイント。
フェイスラインは滑らせて塗り、鼻や目の周りはスポンジの角を使います。
初めに、額、鼻、両頬、あごの5点にファンデーションを乗せ、スポンジでたたき込みながら伸ばしてつける。
頬のような広い面はスポンジでたたき込んだあと、なでて伸ばす。
最後に全体をたたき込み、しっかり定着させます。
○ブラシで塗る場合
リキッドファンデーションは、ブラシで塗ると、肌の凹凸にかかわらず細かいところまで均一に塗れます。
初めてでもきれいに塗れるので、どんどんトライしてみて下さい。
ブラシで塗る場合も基本は指やスポンジと同じです。
手順は、手の甲にファンデーションを多めに取る。
ブラシの両面にファンデーションをたっぷりつけ、額、鼻、両頬、あごの5点に乗せ、ブラシで内側から外側に伸ばしながら塗ります。
全体に広い部分を塗ってから、短く持ち直し、鼻周りや目元など細かい部分を丁寧に塗ります。
指、スポンジ、ブラシの塗り方の比較
以上、指、スポンジ、ブラシの塗り方についてお伝えしました。
3つとも基本は、5~6点置きで内側から外側に伸ばしていくという方法です。
最後に細かいところを丁寧に塗り、スポンジで押さえたりハンドプレスで定着させたりすると長持ちします。
指は広い部分も細かい部分も便利に使えますが、汚れてしまうのが難点。
スポンジは、使い勝手が良く、ブラシの仕上げにも重宝します。
ブラシは化粧に慣れてない人でもきれいに塗れるのがメリット。
コマメに洗う必要がありますが、それでもブラシを愛用している人が多いのは、手早くきれいに仕上がるからでしょう。
ひとめでわかる!リキッドファンデの塗り方参考動画4選
リキッドファンデーションをきれいに塗る方法は、言葉で説明するよりも動画で見たほうが一目瞭然です。
おすすめ動画を4つご紹介しましょう。
それぞれどんな事を説明しているのか、ポイントもまとめています。
リキッドファンデーション・クリームファンデーションの塗り方
ブラシとスポンジでリキッドファンデーションをしっかり塗りたい人におすすめの動画です。
手順だけでなく、重点的に塗る場所、顔の中の塗る順序、ブラシのメリットやスポンジの詳しい使い方も参考になります。
リキッドファンデーションの基本の塗り方はこの動画を見て手順を覚えれば完璧です!
・メイク持ちが超UP!崩れないリキッドファンデの塗り方
朝メイクをする時間がないけど長持ちさせたい人におすすめの動画です。
道具はティッシュ1枚のみ。
手だけで手際よく塗り、ムラにならず、長持ちさせる正しい塗り方が分かります。
朝いつも忙しくてきちんとベースメイクができないと悩んでいる人には必見の動画です。
スキンケアの後、下地や日焼け止めを塗った状態で始めます。
・スポンジ ブラシ 指を使ったリキッドファンデーションの塗り方
リキッドファンデーションの塗り方を1から知りたい人におすすめの動画です。
スポンジ、ブラシ、指で塗る場合のメリットとデメリットを紹介したうえで、選び方と、使い方を実演してくれます。顔の半分ずつをスポンジ ブラシ 指で塗り、仕上がりの違いをわかりやすく説明してくれている所がとっても親切。
最後に、使用しているファンデーションのレビューもあります。
リキッドファンデーションを使いたいけれど、どうやって始めたら良いか迷っている人に最適です。
動画での使用ブラシは、Real Techniques というアメリカのブランドのbuffing brushです。
ファンデは、レブロンのカラーステイ24hours ミディアムベージュ240、スムーズでカバー力があるものです。
明るいファンデーションを間違って買ってしまった場合も、ブロンザーを使ったり、首の色を暗くすれば使えます。
・崩れにくい!ベースメイクの塗り方
崩れないベースメイクをしたい人におすすめの動画です。
この動画では、メイク前のスキンケアから解説しています。
動画での使用コスメはこちらです。
下地:MISSHA シグネチャー ブレンディング プライマー
ファンデーション:MISSHA シグネチャーBBクリーム No.21
パウダー:LB シアーマットミネラルパクトUVナチュラルオークル
おすすめのリキッドファンデ~ナチュラルからプチプラ、有名コスメまで
最後に、おすすめのリキッドファンデをご紹介しましょう。
各化粧品メーカーからいろいろなものが出ていますが、その中でも比較的手に入りやすいものを中心に、口コミや評価が高いものを選びました。
<ナチュラルファンデ編>
石鹸でも落ちるほど肌に優しいナチュラルファンデーションは、乾燥・敏感肌の強い味方♪
お化粧は帰宅したら必ず落とすのが鉄則!ですよね?
ファンデは毛穴のなかに残したままだと、ニキビなど肌トラブルの原因となります。
なのでしっかりとクレンジングすることが必要です。
でも、この「洗う」という行為自体も、肌にとって相当なストレスがかかる事はコスメに詳しい人ならご存知だと思います。
洗い流した汚れと一緒に、本来あるべき皮脂や水分まで落とすと、乾燥肌やインナードライなど次第に角質層が萎んだ状態に…
そんなトラブルを未然に防ぐためには、ミネラル成分を中心に作られているファンデーションがおすすめ。
1)vintorte ミネラルリキッドファンデーション 3500円
ファンデーション成分よりも美容成分が多く配合されいるめずらしいコスメ。
わたしも最近知って使ってみたのですが、使用感がとても軽くいのに、厚塗りしなくてもニキビ跡など気になる部分もしっかりと隠してくれます。
これでシリコンが入っていないというから驚きです。
肌が弱い人におすすめ。
2)エトヴォス ミネラルリキッドファンデーション 4,200円
セラミドやアルガンオイルという保湿成分が配合され、肌を乾燥から守ってくれます。
口コミでも、石けんで落ちるのに肌に密着してピタッと仕上がるとの評判です。
<プチプラ編>
ドラッグストアやコンビニでも気軽に手に入るシリーズです。
1) インテグレート ミネラルウォータリーファンデーション 1,400円
化粧水から乳液、日焼け止め、化粧下地、ファンデーションの5種類の効果が詰め込まれたミネラルファンデーションです。
洗顔後のスキンケアからベースメイクまでは、この1本にお任せです。
2) ケイト クイックリメイクリキッド 1,512円
メイク直し用とされていますが、わたしは普段使いしてました。
直す際には、軽くティッシュオフしてからスポンジでつけ直すだけでヨレや崩れが元通りに。
しっとりした仕上がりで毛穴やしわをカバーしてくれます。
3) オルビス エッセンスリキッドファンデーション 1,944円
なめらかに薄づけできるリキッドファンデーションです。
朝の美肌が一日中続きます。
余分な皮脂を吸収してくれるので、透明感のあるツヤ肌が長く続きます。
肌にやさしい成分で敏感肌でも肌の調子が良いという口コミもあります。
4) メイベリン スーパーミネラルリキッドロングキープ 1,900円
パールが入った明るい仕上がりのリキッドファンデーションです。
カバー力が高く、乾燥も防ぎ、長い時間崩れずに持ちます。
よく伸びるのでコスパが良く、ファンデーション自体も長持ちします。
敏感肌でも肌荒れせず、毛穴やニキビ跡もしっかり隠してくれます。
5) レブロン カラーステイメイクアップD 2,160円
なんと、150種類の色が用意されています。
薄くよく伸びるので、カバー力があるのに厚塗りにはならず、肌にやさしいのがメリットです。
カバー力は物足りないという声もありますが、持ちの良さは多くの人に実感されています。
<有名ブランド編>
ながく愛されているブランド自慢のコスメ。
1) エスティーローダー ダブルウエアステイインプレイスメイクアップ 6,480円
ロングセラーのリキッドファンデーションです。
毛穴をカバーし至近距離から見られてもOK、何時間経ってもメイク直しが不要という、魅力のリキッドファンデーションです。
肌質を選ばないので、乾燥肌でも脂性肌でも美しい肌を作れます。
2) 資生堂 シンクロスキン ラスティングリキッドファンデーション 5,400円
資生堂のシンクロスキン技術で肌に長時間、ナチュラルになじむリキッドファンデーションです。
肌本来の自然な肌色を引き出し、皮脂量を調節してツヤと透明感のある肌を引き出してくれます。
口コミでも、肌にピタッと合い、化粧崩れしにくいという評判です。
3) ランコム タンミラクリキッド 6,000円
口コミでは、ツヤがあり、自然なツヤが長時間続くという評判です。
伸びが良いのでコスパも良いのもメリットです。
薄くつけられるので、自然な仕上がりに。
反面、カバー力が物足りないという人もいますが、ツヤ肌を目指す人にはおすすめです。
4) ディオール スキンフォーエバーフルイド 6,480円
ディオールのリキッドファンデーションの中でもベストセラーです。
高いカバー力で毛穴を隠し、1日中しっとりした肌を保ちます。
口コミでも、肌に密着して長持ちするとのこと。
多少、乾燥するという声もありますが、下地を工夫すればベタつかずにきれいな状態をキープできます。
まとめ
今回は、リキッドファンデーションについてお伝えしました。
カバー力や持ちの良さが魅力ですが、使い方が分からないと敬遠してしまう人もいると思います。
私も最初はそうでしたが、使い始めたら手放せなくなります。
メイクに自信が持てるようになり、その日の気分でスポンジやブラシを選ぶのも楽しいですよ。
また最近では、スポンジにリキッドを染みこませた「クッションファンデ」も人気が出ていますよね。
興味がある方はぜひお試しあれ。