ハトムギ化粧水の効果と口コミを知りたい!おすすめの使い方も調べてみた
肌をキレイに保ちたい、乾燥から守りたいという人にとって基礎化粧品選びは重要です。
そんな中でプチプラとしても人気のハトムギ化粧水は、多くの効能を持つ実力派。
ニベアなど他のコスメとの相性も抜群です。
肌荒れやニキビ、シミ、できものなど肌トラブル全般に効果的であり、すべすべの白肌へと導いてくれます。
しかもコスパも高いので、バシャバシャ使ってもお財布が傷まない!
これは女性なら誰でも嬉しいですよね!
今回はそんなハトムギ化粧水について効果から使い方、自分で作る時のポイント、ネットで話題のスキンケア方法の口コミまでまとめてみました。
ちなみに、ハトムギも人によってはアレルギーを起こす場合もあるのをご存知でしたか?
気になる方はぜひ、最後までご覧ください☆
ハトムギ化粧水とは?美白・保湿など貴重なエキスがたっぷり
ハトムギ化粧水とは、イネ科の植物ハトムギの殻と実から抽出されたエキスを元に作られた化粧水です。(中国南部やインドシナ半島が原産といわれます)
現在でもハトムギの殻をむいた白い実は、ご飯に混ぜて炊いたり、サラダのトッピングに使われますが、昔から漢方薬の原料「ヨクイニン」としてもちいられ、美容と健康両方に役立つ食材として親しまれています。
ちなみにヨクイニンは殻から実を取り出して抽出されたエキスですが、効能はハトムギエキスとほぼ同じだそうです。
このエキスには、イボ取り、肌荒れ、利尿作用、美白、保湿効果があり、肌の新陳代謝や免疫力も高め、余分な水分や老廃物を排出する作用もあります。
そういった成分で作られた化粧水は、肌荒れやニキビ、シミなど肌トラブル全般に効果的であり、美肌へと導いてくれます。
なぜ肌にいいの?ハトムギに含まれる成分
ハトムギが肌に良い理由は、アミノ酸、ビタミン、ミネラルが豊富に含まれているほかに、最近になって注目されている、コイクセノライドや有機ゲルマニウムのはたらきも見逃せません。
では具体手にご紹介しましょう。
・たんぱく質
100g中に13.3g含まれており、含有量が比較的高くなっています。たんぱく質には、グルタミン酸、ロイシン、チロシン、バリンなどのアミノ酸が含まれています。
これらのアミノ酸は、保湿効果をもたらし、肌荒れを予防します。
・食物繊維
精白米の約2倍の量が含まれています。
・コイクセノライド
脂肪酸の一種で、角質細胞の代謝を活性化します。消炎作用や抗腫瘍作用があり、肌荒れ、イボに効果があります。
・有機ゲルマニウム
血行を良くし、酸素を細胞に運ぶサポートをします。免疫力と抗酸化力を高め、抗炎症作用があります。
・ビタミン類
ビタミンB2はm白米よりも含有量が多く、脂質代謝を促進します。
ビタミンB1(チアミン)、ビタミンB2(リボフラビン)、ビタミンB3(ナイアシン)、ビタミンB5(パントテン酸)、ビタミンB6、ビタミンB9(葉酸)、ビタミンE
・ミネラル
カルシウム、鉄分、マグネシウム、リン、カリウム、亜鉛
ハトムギって小さな粒でも、まさに栄養の宝石箱なんですね!
美肌に対するハトムギ化粧水の効果
先程はハトムギに含まれる成分のお話でしたが、これからは具体的にどのような美肌効果があるのか、症状別にご紹介しましょう。
○ニキビ:抗炎症作用と老廃物排出
ニキビは、肌のターンオーバーが乱れることにより、肌が乾燥し、硬くなった角質層の毛穴に汚れが詰まりやすくなって起こります。
ハトムギは、老廃物を排出し、炎症を抑える効果、健康な肌を作るはたらきがあります。
アミノ酸やゲルマニウムが肌の新陳代謝をうながし、免疫力を高め、抗炎症作用を発揮します。コイクセノライドにも抗炎症効果があります。
アミノ酸以外にも、ビタミン、ミネラルなどが肌の栄養となり、健康な肌が作られます。
このような作用によって、ニキビの炎症が改善され、きれいな肌に生まれ変わることができるのです。
○イボ:硬い角質をやわらかくして取り除く
ハトムギは、肌表面を整えるパワーが強いので、硬いイボを取り除く力があります。
イボは通常、排泄されるべき角質がなんらかの異常により蓄積された結果です。肌の代謝が良くなると、肌のターンオーバーが正常になり、イボのある皮膚もきれいに生まれ変わります。
詳しくは首イボの原因と治し方、ぶつぶつに効果のある成分やお薬について知ろうをご覧下さい。
○美白:色素沈着を改善
ハトムギ化粧水による美白は、キメの整った透明感のある美肌をみちびてくれるのが特徴。
代謝を高め、肌のターンオーバーをうながし、肌に残った色素沈着であるシミやくすみを改善してくれます。
また、コイクセノライドは、消炎作用で日焼け後の肌のダメージを抑えますし、代謝アップできれいな肌を作ります。アミノ酸の保湿効果で肌の状態を改善し、透明感が引き出されます。
○保湿:アミノ酸が潤いをつくる
肌にもともとある保湿成分は、アミノ酸から作られています。ハトムギ化粧水に含まれる豊富なアミノ酸は、肌の角質層にうるおいをもたらし、しっとり肌をみちびいてくれます。
○ハリ・ツヤ:コラーゲン生成に役立つ
代謝の促進で老廃物を外に排出します。血行が良くなり、栄養が肌のすみずみに行き渡ります。これによって、コラーゲン生成がうながされ、肌にハリやツヤがよみがえります。
○鎮静効果
解熱剤として利用されることもあり、ほてった肌を冷んやりさせて鎮静作用をもたらします。肌をさっぱりさせる夏の収れん化粧水代わりにもおすすめです。
ハトムギに副作用ってあるの?イネアレルギーには注意
ハトムギは安全性が高く、基本的に副作用はないとされています。
ここでは、この化粧水を使い始めるにあたって注意しておきたい点についてまとめておきましょう。
・じんましんや発疹
ハトムギはイネ科なので、イネ科のアレルギーを持つ人はアレルゲンとなる可能性がありますので注意しましょう。
口コミなどでも、すぐに肌がきれいになったという声が多いハトムギ化粧水ですが、まれに湿疹や肌荒れを起こすことがあります。
一時的な場合が多いとは思いますが、症状が出た場合は使用を控えます。体調が悪い時は症状が出やすいので、そんな時はすみやかに使用をやめて、様子を見ましょう。
肌が敏感な人は、使用前にパッチテストを行うと安心して使い始められますね。
ハトムギ化粧水の種類と人気のアイテム
ハトムギ化粧水は、含まれる成分や目的によって化粧水からジェル状のものまでさまざまです。それぞれテクスチャーや効能も特徴があります。
そこで、現在人気のある代表的なアイテムを取り上げ、その特徴や効果、人気の理由などをご紹介しましょう。
プチプラで人気のもの
○ナチュリエ ハトムギ化粧水
<価格>500ml 448円
<成分>水、BG、グリチルリチン酸2K、ハトムギエキス、(スチレン/アクリレーツ)コポリマー、DPG、エタノール、クエン酸、クエン酸Na、メチルパラベン、プロピルパラベン
<特徴>コスパが良く、ふんだんに使える化粧水として人気です。目立った美容成分はありませんが、ハトムギエキスを中心に少ない成分で作られているのが特徴です。
注:2016年1月に販売元より、一部の製品に配合すべき保湿成分グリセリンの代わりにラウレス硫酸Naが誤って混入されたと発表があり、不良商品の交換・回収を受け付けています。
対象となるロット番号:M15Sから連番でM22Sまで。
気になる方は下記写真を参考にされてください。
○パエンナ ハトムギ美容水 in ヒアルロン酸
<価格>500ml 600円
<成分>水、BG、DPG、グリセリン、ハトムギ種子エキス、ヒアルロン酸Na、トレハロース、ミリスチン酸ポリグリセリル-10、トリエチルヘキサノイン、グリチルリチン酸2K、ジフェニルジメチコン、HEDTA-3Na、クエン酸、クエン酸Na、フェノキシエタノール、メチルパラベン
<特徴>ヒアルロン酸入りでアルコールフリー。アルコールの代わりにメチルパラベン防腐剤として添加されています。コスパが良いので、全身にたっぷり使えます。
・愛用者が多い有名ブランド
○薬用 雪肌精
<価格>200ml 5,000円、医薬部外品
<成分>グリチルリチン酸ジカリウム、 精製水、エタノール、濃グリセリン、コムギ胚芽油、トウキエキス(1)、ハトムギエキス、ハマメリス抽出液、メロスリアエキス、酢酸dl-α-トコフェロール、クエン酸、クエン酸ナトリウム、セスキオレイン酸ソルビタン、トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル、パラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシル、ポリオキシエチレンアルキル(12~15)エーテルリン酸(8E.O.)、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.)、無水エタノール、パラオキシ安息香酸エステル、香料
<特徴>ニキビ跡に効果的な美白化粧品。30年のロングセラーの雪肌精シリーズの基本コスメで、受賞歴も多数あります。ハトムギのほかに、トウキ、メロスリアのエキスも配合されている和漢植物由来の化粧水です。
○アルビオン 薬用スキンコンディショナー エッセンシャル
<価格>110ml 3500円、医薬部外品
<成分>有効成分:グリチルリチン酸ジカリウム
その他成分:精製水、エタノール、ブチレングリコール、グルタチオン、ハマメリスエキス、マロニエエキス、ヨクイニンエキス、メントール、セスキオレイン酸ソルビタン、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、無水エタノール、エチルパラベン、プロピルパラベン、メチルパラベン、香料
<特徴>
国産のハトムギを使用しています。肌のコンディションを整え、グルタチオンという成分が透明感を引き出します。
なお、セスキオレイン酸ソルビタンとポリオキシエチレン硬化ヒマシ油は合成界面活性剤(乳化剤)です。
・イボ取り専門で人気
○艶つや習慣
<価格>1個120g。通常価格は1個4,104円。送料630円。公式サイトでは10%OFFの3,693円。低コースではさらに割引になります。
<成分>水、BG、グリセリン、アンズ種子エキス、パーシック油、バチルス発酵物、ハトムギ種子エキス、マルピギアグラブラ果実エキス、オリゴペプチド-24、プラセンタエキス、アスタキサンチン、加水分解コラーゲン、アロエベラ葉エキス、クチナシエキス、ヒアルロン酸Na、アラントイン、トコフェロール、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、トリエチルヘキサノイン、オクチルドデセス-20、ラッカイン酸、クチナシ黄、フルクトース、マルトデキストリン、ペンチレングリコール、クエン酸、カルボマー、水酸化Na、ピロリン酸4K、PG、エタノール、フェノキシエタノール
<特徴>オールインワン化粧品なので、化粧水から乳液、美容液の役割を1個でまかなえます。その分含まれていもの多いですが、アンズ種子エキスとハトムギ種子エキスが主成分になります。
マニア向け、ハトムギ化粧水を手作りする方法
スキンケアマニアには自分で化粧水を作ってみたいという人もいらしゃるでしょう。
実はハトムギの化粧水はエキスを抽出するまで多少時間がかかるものの、比較的簡単に作ることが可能です。
必要なものもハト麦茶など身近なもので済むためコスパ的にも嬉しい!
ただし、市販のものより日持ちはしないため、長く続けたい方は、次の分を作っている間に今の分を使い切って、それを繰り返していくと良いでしょう。
手順としては2段階。初めに、ハトムギエキスを抽出します。
○ハトムギエキスの抽出方法
<材料>
ハトムギ茶(ハトムギ100%)、ホワイトリカー(40度以上のウォッカ)、容器
<作り方>
容器に茶のパックを詰め、ホワイトリカーを注ぎます。そのまま2週間放置して、出来上がり。濃い茶色の液体になります。
○ハトムギ化粧水の作り方
<材料>
ハトムギエキス10cc、精製水90 cc、グリセリン5cc、化粧水を入れる容器
<作り方>
・ハトムギエキスを抽出します。*2週間かかります!
・精製水とエキス、グリセリンを混ぜて出来上がり。
手作りのハトムギ化粧水は、薄く茶色がかった色で、ほんのりハトムギの香りがします。
ネットで有名なハトムギ化粧水の活用法とその口コミ
ハトムギ化粧水は、安価で使いやすい化粧水なので、自分でいろいろとアレンジを楽しむこともできます。
ネット上では、独自の工夫を公表し、それが人気を呼んでいるというケースも見られます。
最後にそんなスキンケアのやり方と口コミをご紹介しましょう。
佐伯チズさんのローションパック
美容の世界では重鎮とも呼べるくらい有名な佐伯チズさんはこれまで数々のスキンケア方法を公開しています。そのなかでもこのハトムギ化粧水を使ったパックは代表的なものです。
誰でも気軽に、すぐに始められ、効果の体感も早いと人気です。
<方法>数枚にはがせるコットンを用意します。コットンを水道水で湿らせ、手のひらではさんで軽く水気を取ります。
次に、500円玉大のハトムギ化粧水をしみこませます。コットンを広げ、目・鼻・口を除いて顔全体に乗せます。
そのまま3分間待ち、コットンを外します。3分経たなくても、コットンが乾き始めたらはずしましょう。最後に、両方の手のひらで顔全体を軽く押さえ、化粧水をなじませます。
<理由>化粧水を顔に塗って放置すると蒸発してしまいますが、コットンにふくませて乗せると、じっくりと化粧水が浸み込みます。浸み込む水分量が多くなるのです。
<効果>たっぷりの化粧水を肌に浸み込ませることができるので、肌の奥までうるおい、肌の弾力やキメを改善することができます。毎日続けるとより効果的です。
<佐伯チズさんローションパックの口コミ>
○ハトムギ化粧水とニベアを使った方法その1
高級コスメに引けを取らないほど、美肌効果の高いニベアクリーム。
このアイテムが人気なのは、他の化粧品との相性の良さ。皮膚のバリア機能をすこやかに保つスペシャルケアと言えます。
ただし、ニキビが悪化しているような時は、ニベアの油分が返って逆効果となるので、ハトムギだけつけるのがベストです。
<方法>
パール粒大のニベアを手に取り、500円玉大のハトムギ化粧水と混ぜ合わせます。
手のひらで混ぜ合わせてから、肌に押し当ててなじませます。
ニベアの分量が多い時は、ティッシュで押さえて脂分を吸わせて取り除きます。あるいは、ベビーパウダーをはたくのも、ベタつきを取り除くのに効果的です。
<理由>
ハトムギ化粧水の水分を逃がさないように、肌にフタをするために、ニベアを使います。
<効果>
ハトムギ化粧水の水分を逃がさないように、ニベアでフタをします。ニベアが肌に浸透する際にハトムギ化粧水の水分も肌に浸み込みます。
<口コミ>
○ハトムギ化粧水とニベアを使った方法その2「ミルフィーユ塗り」
<方法>
さらに美肌効果を高めるためには、繰り返し塗る「ミルフィーユ塗り」という方法もあります。
洗顔後の水分が残っている肌にニベアを塗ります。次に、ハトムギ化粧水を乗せます。
ニベアではじかれてしまう場合は、手のひらで押し込むように、ゆっくり肌になじませていきます。その後、もういちどニベアを塗り、ハトムギ化粧水を塗ります。
この手順を数回繰り返すと、冬の厳しい乾燥にも耐えられる十分な保湿効果が得られます。
<理由>先にニベアを塗ると、乾燥肌が化粧水をはじいてしまうのを予防できます。一見、通常と反対の手順ですが、ニベアの肌へのなじみやすさを活かした方法です。
<効果>乾燥が強い肌でもしっかりと保湿することができます。
<口コミ>
まとめ
今回は、ハトムギ化粧水の効果と使い方をお伝えしました。老若男女を問わず、幅広いファン層を持つハトムギ化粧水は、美肌作りに万能の力を持っています。
安全性が高く、コスパが良いのも大きな魅力です。
手作りの方法も幾通りかありますし、市販の化粧水も配合された美容成分に違いがあるなど、ひと口に「ハトムギ化粧水」と言っても、さまざまなものが身近に出回っています。
基本的には肌にやさしいものなので、楽しみながらいろいろ試し、比べながら自分に合うものを見つけられると良いですね。