流行りのナチュラルメイクのやり方、初心者にもわかりやすい7つのテクニック
長らくトレンド化しているナチュラルメイク。素顔を生かして、自然に可愛らしく見せるメイクとして大人気です!
中には高校生やメイクの初心者、就活生や妊婦さんなど状況に応じて必要としている人も多いですよね。
ですが、いくらナチュラルだからといって手抜きをしていいわけではありません。
下地やファンデーションの選び方、そして目元や口元の細かい部分までコツがあるため、思っている以上にテクニックが必要となるのです。
そこで今回は、メイク初心者の方でもわかりやすいように、ナチュラルメイクの基本から年代ごとのポイント、アイテム選びのコツなどをご紹介します。
巷でありがちなNG例もあるので、読んでいてきっと参考になるはず。
ナチュラルメイクをマスターして、あなたの本当の魅力を引き出してみませんか?きっと、これまでにない新しい自分に出会えるはずですよ!
ナチュラルメイクを詳しく知る
そもそもナチュラルメイクってどんなメイクを言うの?という部分に関して、3つのポイントにわけて説明します。
1.ナチュラルメイクの定義とは?
ナチュラルメイクを一言で説明すれば、まるでメイクをしていないかのように見せる素肌に近いメイクのこと。
とはいえ、ナチュラルは「自然そのもの」ではなく「自然に見せる」という意味合いがあります。したがって、下地やファンデーション、コンシーラーやポイントメイクを省くという意味ではないのです。
ナチュラルメイクの際は、小じわやたるみ、クマやシミ、くすみなどの肌トラブルをベースでしっかりカバーしなくてはなりません。ベースの作り込みはナチュラルメイクで最も重要なポイントになります。
2.今流行しているトレンドはどんなものなのか?
2016年春現在、カラーレスメイクがトレンドと言われています。
カラーレスメイクとは、濃い色のポイントメイクを使わず、素肌に馴染むヌーディーなカラーを用いて仕上げるメイクのことです。
ベースメイクは透明感を出し、ナチュラルに仕上げます。また、アイシャドウやリップカラーも肌になじみやすいオレンジやコーラルピンクなどを用いて、ナチュラルかつ美しく仕上げるのがポイントです。
そして、全体的にツヤ感を出すのもトレンドなので、粉っぽさは厳禁。このツヤ感が立体感を出すので、小顔効果も!ぜひ取り入れてみたいですね。
3.ナチュラルメイクのお手本として人気がある芸能人ベスト5!
①ざわちんさん:10~20代に人気
モノマネメイクで一躍有名となったざわちんさん。くすみのない明るい素肌が魅力的ですね。
そのメイクテクニックはプロも顔負け!特にコスパもよく、手軽にイメージを変えるための知識は女子高生たちの良いお手本となります。
②綾瀬はるかさん10~30代に人気
綾瀬はるかさんのナチュラルな素肌の美しさはプロのメイクもみとめるほど。口角の上がったコーラル系のリップも魅力です。
ほぼ全ての年代の男性にも交換を持たれるオールマイティなメイクです。
③石原さとみさん:20~30代に人気
女性のなりたい顔で上位にランクインする石原さとみさん。ツヤのあるベースメイクとリップは、可愛らしさと大人っぽさを共存させています。
気になる異性にアプローチしたい、惹きつけたいとう女性にはベストマッチなメイクです。
④宮崎あおいさん:20~30代に人気
可愛らしい笑顔で女性人気の高い宮崎あおいさん。素肌のまま露出しているように見えますが、実は肌のツヤ感や太めの眉、ピンクを用いたメイクがポイントです。
就活中の面接でも相手に与える印象は◎!若いママさんの間でも受けが良いです。
⑤井川遥さん:30~40代に人気
出典:thumbnail.image.rakuten.co.jp
年々女性として魅力が増している井川遥さん。素肌感のあるナチュラルなメイクながら、どこか色っぽさを感じます。
彼女はもともと童顔なので、たるみやくすみが目立ちにくいですが、それはしっかりとしたスキンケアと、化粧のテクニックがあってこそ。
年齢肌が気になりだした方は目標とすべきものです。
4.よく見かけるナチュラルメイクの悪い例
やはり、よく見かけるのはアイテム不足による不自然なナチュラルメイク。
例えば、下地やマスカラを全く使わずに必要最小限のメイクで済ませる、などですね。
また、チークを全くしていないと顔が疲れて見えますし、下地をつけずにファンデーションのみでベースメイクを仕上げると顔のくすみが目立ってしまいます。
ナチュラルメイクを手抜きしてしまうと、幸薄い印象をあたえることも。
また、ファンデーションの色が合っておらず首との境が目立っていたり、マスカラを使わずにつけまつげを装着しているケースもよく見られますが、こちらもはやり不自然に見えてしまいます。
初心者がナチュラルメイクを上手に仕上げるポイント
どの年齢・肌タイプの方でも共通している、ナチュラルメイクに必要なポイントについて説明します。詳しい説明は後述しますが、以下の7つのポイントを把握しておきましょう。
- ①肌のお手入れ
- ・十分な保水、保湿 … ベースの化粧ノリを良くする
- ②ベースメイク
- ・必要に応じて部分用下地を … 毛穴カバーやニキビに
- ・コンシーラーで部分調整 … カバーしたい箇所に
- ③アイメイク
- ・各所に下地を使用する … ムラにならず付けたての美しさを持続させる
- ・ブラウン、ベージュ系のアイシャドウを … ヌーディーカラーで自然な目力を
- ・インラインメイク … 二重の人は忍ばせインラインメイクで自然な目力を
- ・ぼかしアイライナーを … パウダーで目のキワに沿ってアイラインを入れる
- ・ロングタイプのマスカラ … 自まつ毛を自然に長く見せる
- ・パウダーで眉を仕上げる … 粉を落とした筆でふんわりと描く
④チーク
・頬骨の高い位置に楕円形に入れる … 不自然にならないように
・ハイライトを各所に使う … 立体感を出す
⑤口元・リップ
・リップクリームを下地に … リップの持ちを良くする
・リップライナーで輪郭を描く … 口角が自然に上向きになるように
・グロスでツヤ感を出す … 筆を使ってつけすぎを防ぐ
⑥メイク道具の選び方
・スポンジ … 三角タイプ、細かい部分まで馴染ませることができる
・ブラシ … ポイントに合わせて柔らかさやコシを重視する
⑦化粧品やコスメの選び方
・カラーコントロールの下地 … くすみや赤みをオフ
・リキッドタイプのファンデーション … 粉っぽさをなくしツヤ感を出す
・ブラウン、ベージュ系のアイシャドウ … ヌーディーカラーで自然な目力を
・ロングタイプのマスカラ … 自まつ毛を自然に長く見せる
・眉はパウダーを使う … 粉を落とした筆でふんわりと描く
・コーラル系やピンク系を使用する … 肌馴染みの良い色
・コーラル系のリップカラー … 口元のくすみをオフできる
年代別のポイント
同じナチュラルメイクでも、年齢によって肌の状態も変わるためそれぞれに合わせたメイクが求められます。ここでは、3世代にわけてポイントをご紹介します。
10代の女性のポイント
学生さんが中心であるため、学校でもバレないメイクが必要です。また、ホルモンバランスが不安定な時期なので、人によってニキビやテカリに悩まされている場合も。
もともとの透明感を生かしつつも、テカリを抑えるベースメイクがポイントです。
また化粧品にお金がかけられないという人も多いと思います。いかに安く、身近にあるアイテムで仕上げるかも重要なポイントと言えるでしょう。
20代の女性のポイント
就活生や新社会人の場合は、相手に好印象を与えるカラーレスメイクを。
また小さいお子さんがいらっしゃる場合は、メイクが子供の肌に触れないように細心の注意を払わなくてはなりません。
この場合、CCクリーム+ベビーパウダーでベースを仕上げ、ラメ感を使わないメイクが最も理想的です。
また、人によっては大人ニキビや目元のしわ、顔のくすみが気になるという場合もあります。下地作りも大切ですが、ハイライトのライティング効果でカモフラージュするのもオススメです。
30~40代の女性のポイント
30代に入ると、肌の老化が表面化するケースがあります。
例えばほおのたるみによるマリオネットライン。このマリオネットラインが口角を下げて老け顔を作ってしまいがちなので、口元に下地やコンシーラーをしっかり塗り込んでリップカラーで口角を作るのがポイントです。
また、肌荒れやシミをカバーしながらも、手抜き感のないメイクを行うことで元気な印象を与えることができます。
今すぐ実践!ナチュラルメイクの方法
ではいよいよ、ナチュラルメイクのやり方について詳しくご紹介します。上記で説明した7つのポイントごとに分けて紹介するので、部分的に参考にするもよし、全体の参考にするもよし!
1.肌のお手入れのコツ
メイクを長持ちさせる基本は、スキンケアによる保湿ケアです。
使用するアイテムは化粧水と乳液。メイク前は油分を抑えないと化粧崩れを起こすので、クリームの使用は控えましょう。
コットンにたっぷり化粧水を含ませ、顔全体にパッティングしていきます。パッティングは、実年齢の2倍の数が目安です。肌の奥がひんやりしてきたら、潤いが行き渡った合図となります。
次に使用するのは乳液です。2プッシュ程度を手に取り、顔全体になじませます。この時、使用量が少なければ摩擦で肌が乾燥しやすくなりますし、使用量が多ければ毛穴詰まりを起こす原因になります。適量を意識するようにしましょう。
肌のお手入れが終わったら、化粧水や乳液が馴染むまでしばらく放置します。肌表面がべたつかず、潤いが浸透したことを確認してからメイクに入りましょう。
2.ベースメイク テクニック
下地作りの前に、毛穴の開きが気になる人はベルベットな肌触りの部分用下地を塗布します。ファンデーションをムラなくのせるためです。
次に、肌の状態に合わせてカラーベースを使用します。
例えば、くすみが気になる人はピンクやブルー系、グリーン系を、赤みが気になる人はイエロー系を使います。
多少白っぽくなっても構いません。地肌より明るい色を使用することで、肌に透明感を与えやすくなります。
次に使用するファンデーションですが、ここではパウダーではなくリキッドを使います。
肌のツヤ感を残すためです。
できれば、リキッドというよりもジェルのように伸びるファンデーションが好ましいでしょう。
また、首の色に合わせたトーンのファンデーションを選んでください。地肌より落ち着いた色の方が、肌になじみやすく自然に見えます。
まず、ファンデーションを顔の8箇所のポイントにのせます。
眉間に2つ、両頬に2つずつ、鼻のてっぺんに1つ、顎に1つ。この8箇所にチョンチョンとファンデーションを乗せたら、内側から外側に向けてファンデーションを顔全体になじませます。
なじませる時は、利き手の人差し指と中指の2本を使います。ムラがなく伸ばせますよ。
また、小鼻や目元の細かい部分がよれていないか確認して、三角スポンジの角を使ってなじませます。
最後に、三角スポンジの角面を使って顔全体のムラを調整させましょう。
次はコンシーラーです。こちらも、赤みをカバーしたい場合はイエロー系、くすみをカバーしたいときはピンク系のコンシーラーを使用します。
特にくすみをカバーする際は、カバー力が強いと不自然になりがちなので、筆やリキッドタイプのコンシーラーを使用しましょう。
コンシーラーを使用する箇所は、ニキビ跡やシミ、目元のクマなどです。
クリームタイプや練りタイプのコンシーラーを使用する際は、指でタッピングしながらムラをなくしましょう。
そして30~40代女性の項で説明したマリオネットラインですが、口角が下がり気味の場合は口角部分にコンシーラーを気持ち多めに使います。口角の影やくすみをカバーするので老けっぽくなりません。
仕上げはフェースパウダー(おしろい)です。ここではパフではなくフェースブラシを使用します。
ブラシで粉を取り、一度ティッシュの上で粉を払います。そして、顔全体にふんわりのせていきましょう。粉っぽくならないようにするのがポイント。全体的に見て艶っぽさが残っていたら上出来です。
3.アイメイクで自然な目力を実現
アイメイクは、色味を抑えつつ自然な目力を出していくのが目標です。
まず、アイホールにアイシャドウ下地を入れます。持っていなければ省略していただいても構いません。
そして、アイホール全体にハイライトカラー(ベージュなど)を入れていきます。粉っぽくならないように注意です。
まぶたのキワに沿って茶系のアイシャドウを入れていくのですが、奥二重の場合グラデーションは腫れぼったく見えるためダークカラーよりもハイライトカラーのみで仕上げると良いでしょう。
二重の人は、リキッドのアイライナーでインラインを引きます。インラインとは、内側の粘膜ギリギリに入れるイメージですが、慣れない場合はまつげの隙間を埋める感覚でアイラインを引けば良いと思います。
【参考動画】
そして、パウダーのアイライナーを使って目元のキワをぼかしていきます。
次はマスカラです。まずはビューラーでしっかりまつげを上げるのですが、根本から角度をあげすぎると不自然になってしまいます。
根本・真ん中・毛先の3回に分けて、自然なカールをつけていきましょう。ビューラーを使用したら、次は下地を塗っていきます。
この下地が乾いたらマスカラを塗っていくのですが、ロングタイプを使用しましょう。繊維で自まつ毛を長く見せてくれます。
また、黒目の位置に多めに塗ると目力がプラスされますよ。マスカラは、下から1~2度塗りするだけでOK。
まつげの表裏両方を塗ってしまうと重さでカールが下がるのでNGです。塗り終わった後は、コームで整えましょう。余分な繊維やダマが残らないように仕上げてください。
アイメイク最後はアイブロウです。ここではペンシルではなくパウダータイプを使用します。まずはスクリューブラシで毛の流れを整えましょう。
次にアイブロウで基本の形を薄く描きます。眉頭から眉尻までは水平に。角度は、白目のキワの垂直線上が目安です。基本の形を描いたら、パウダーでぼかしながらナチュラルな太眉に仕上げましょう。
4.チーク、欠点を補いながらもキレイにみせる
それではチークに移りましょう。色は、肌馴染みの良いコーラル系やピンク系を使用します。
10~20代の方はピンク系、30~40代の方はコーラル系がおすすめです。
チークブラシにとったら、一度ティッシュの上で粉を落とし、頬骨の高い位置に色を入れていきます。この時、ブラシは寝かせて楕円形に入れるのがポイントです。
そして、頬のたるみが気になる世代の方は、あえてチークを頬骨の上の位置に丸く入れましょう。すると、視覚効果で頬のたるみが目立たなくなります。
あまりにも丸く強調しすぎてしまうと幼稚化してしまうので、あくまでもふんわりと色を乗せるようにしましょう。
次に、ハイライトを使って顔全体に立体感を出していきます。ハイライトカラーをフェースブラシに取り、ティッシュの上で粉を落とします。
そして、Tゾーン・Cゾーン(目尻付近)・Uゾーン(顎)にふんわりと乗せていきます。さらに、先ほど塗ったチークの周りを囲うようにしてハイライトを入れるとツヤ感が生まれるので立体感がアップしますよ!
5.口元・リップ
最後は口元のメイクです。まず、リップクリームを保湿・下地として塗っていきます。
そして、リップライナー(なければリップスティックの角を使って)で口元の輪郭を描きましょう。この時、口角が自然に上向きになるように入れるのがポイントです。
次に、コーラル系やピンク系のリップカラーを塗っていきます。スティックを直塗りするよりも、リップブラシに取って乗せた方がヨレずに綺麗に仕上がるのでおすすめです。
最後は、透明や肌馴染みの良い色のグロスを使ってツヤを出していきましょう。こちらも直塗りではなく、リップブラシを使ってつけすぎを防いでくださいね。
6.メイク道具の選び方
ナチュラルメイクの際は、主にブラシを使います。パフをつけると、粉がべったりついてしまったり透明感が失われやすいので、ツヤ感を生かしたメイクになるようブラシを駆使していきましょう。
フェースブラシやチークブラシは、毛先が柔らかいタイプを。アイシャドウブラシやリップブラシには毛先にコシがあるタイプを使用しましょう。
そして、ベースメイクで使用するスポンジは、三角タイプをおすすめします。すでに記述の通り、小鼻や目元などの細かい部分をしっかり調整できるからです。
7.化粧品やコスメの選び方
化粧品やコスメにの選び方に関して、ナチュラルメイクの場合は特に「色」を意識してください。肌馴染みが良いのはコーラル系やピンク系です。
これらの色は、肌馴染みが良いだけではなくくすみを飛ばしてくれる視覚効果があるので嬉しいポイントですね。
また、パールやラメ感が強いコスメはなるべく控えましょう。粒子の細かいパールなら、全体的に自然かつ上品に仕上がります。
まとめ
いかがでしたか?素肌感のあるナチュラルメイクは、対人関係でも好印象を与えやすいので特におすすめです。
決して手抜き感を出すメイクはしないように。また、TPOに合わせたナチュラルメイクを心がけてくださいね。ナチュラルメイクで、あなたの人生がもっと華やかになりますように…!