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シミ・そばかすを消す美白化粧品の成分と上手な選び方!総まとめ

選び方   113,460 Views

シミ・そばかすは一度できると消えず、二度と元に戻らない、と思っていませんか?

たしかにすぐにシミ・そばかすを消すのは無理ですが、正しいケアを続けると、しだいにシミ・そばかすがうすくなり、きれいなお肌を取り戻すことができます。

今回は、シミ・そばかすのできる原因と消す方法、役に立つ化粧品の選び方までをご紹介していきましょう。

 

◆シミ・そばかすの原因はメラニン

シミ・そばかすの原因は、メラニンです。これは、チロシンがチロシナーゼという酵素に反応して合成を繰り返してできる色素成分で、メラニン生成の主なきっかけは紫外線の影響です。

では、まずはメラニンのメカニズムをご説明します。

 

・メラニン生成のプロセス

お肌の表皮には、角化細胞ケラチノサイトがありますが、角化細胞ケラチノサイトは、紫外線を過剰に浴びた時、お肌の奥を守るために表皮のいちばん下にある色素細胞(メラノサイト)にメラニンを作る指示を出します。

メラニン色素を増やすことで、紫外線の害からお肌を守ろうとするのです。

メラニンは、もともとチロシンというアミノ酸です。チロシンはチロシナーゼという酵素との合成を繰り返すことによって酸化が進み、色が濃くなり、最終的に黒色の真性メラニンとなります。

作られたメラニンは、若くて健康なお肌の場合は、細胞のターンオーバーにともなって体外に排出されます。メラニンがなくなるとお肌は元の色に戻ります。

ところが、加齢により代謝が悪いお肌や敏感肌のような場合は、メラニンが排出されずにお肌の内部に残ってしまいます。それが、シミ・そばかすの原因となるのです。

 

・紫外線以外の刺激でもメラニンができる

メラノサイトは日焼けの直後だけでなく、紫外線以外の外的刺激によっても活発になることがあります。精神的なストレスや食品添加物、加齢によるお肌の老化などにより、活性酸素が生まれると、活性酸素に刺激され、メラノサイトがメラニン色素を生成します。

 

・そばかすは遺伝的な原因も

また、そばかすは遺伝的な要素もあるので、シミのようにすべて紫外線の影響とは言えず、その場合はシミと同じスキンケアでは不十分になります。

でも、遺伝的なそばかすも紫外線の刺激で色が濃くなっていくので、その点に関しては、シミと同様のケアで改善が期待できます。

そのほか、シミの種類としては、紫外線によるもの以外に、ニキビ跡が残ってしまったもの、老人性色素斑、肝斑、肌老化によるものなどがあります。

それぞれシミの種類に合ったケアが必要ですが、ここでは、一般的な紫外線によるシミ・そばかすについて考えていきましょう。

 

◆敏感肌の肌トラブルがシミとそばかすを招く

シミ・そばかすは、敏感肌の人ほどできやすいと言われています。
紫外線に当たった後、正常なお肌であれば9時間後にはほぼ落ち着いた状態になるのに対し、敏感肌の場合は赤くほてったままです。

約1週間後には、健康なお肌はほとんど元の状態に戻るのに対し、敏感肌はシミ・くすみが定着してしまいます。外からの刺激に反応し、過剰なメラニンが出てしまうのが原因です。

このように、敏感肌の場合は、普通肌よりも刺激を受けやすく、治りも悪くなります。
敏感肌の肌トラブルは次のように進行していきます。

 

① 敏感肌の場合、お肌の表面の角質層が弱く、バリア機能が落ちているので、紫外線のような外からの刺激から守られず、普段から刺激を受けやすくなっています。
② 外からの刺激により、肌荒れを生じます。
③ 肌荒れが生じた角層の隙間から水分が逃げて乾燥がひどくなります。
④ 乾燥が進むとお肌のキメはいっそう悪くなり、顔色が悪くなります。
⑤ 紫外線に対して反応が強く、生成されすぎてしまった
メラニンがシミやくすみとなってお肌に残ります。

 

このような一連の肌トラブルの進行はあっという間に起こります。2,3日様子を見てから、と思っているうちに色素沈着し、シミが生まれてしまうのです。

敏感肌の人は、とくに保湿と美白重視のお手入れが必要と言えますね。

 

◆シミ・そばかすのケア、予防と解消法

シミ・そばかすのケアは、できる前の予防と、できてしまったあとのシミ・そばかす解消、お肌の基盤となる保湿とターンオーバーが大切になります。それぞれ詳しく考えてみましょう。

 

・シミ・そばかすの予防

メラニンは、チロシンがチロシナーゼという酵素との合成を繰り返して酸化が進み、最終的に黒色のメラニンとなるのでしたね。

そのため、チロシナーゼの活動を抑制することでメラニン生成を抑えることができます。

また、メラノサイトがメラニン生成の指示を出さないように伝達細胞の活動を抑制することも効果的です。

・シミ・そばかすの解消

解消に関しては、ビタミンCやハイドロキノンにより、メラニンを還元し、シミ・そばかすを消すことができます。

・保湿とターンオーバー

シミ・そばかすのケアにも、お肌の調子を整えるための保湿が大切です。
表皮の角質層にはセラミド、真皮にはヒアルロン酸などが必要です。

お肌の奥まで保湿し、代謝を良くすることによって、細胞のターンオーバーを改善します。

ターンオーバーが正常に行われると、メラニンを排出することができます。加齢とともにターンオーバーに時間がかかるようになるので、お肌の代謝をうながす成分を積極的に取り込みましょう。

 

◆シミ・そばかすに効果的な成分

では、シミ・そばかすをケアする成分にはどのようなものがあるのでしょうか?
シミ・そばかすをケアする成分は、美白成分としてたくさんの種類が知られています。

ここでは、そのなかでもよく使われている成分について、シミ・そばかすの予防と解消に分けてご紹介しましょう。

 

・予防する美白成分

予防には、メラニンの生成を抑制する成分が役に立ちます。抑制の仕方には2種類あって、チロシンをメラニンに変化させるチロシナーゼが活発になるのを防ぐ成分メラニン生成の場となるメラノサイトの活動を抑える成分があります。

 

①メラニン生成抑制作用―チロシナーゼ活性抑制

<ビタミンC誘導体>普通のビタミンCよりも吸収されやすく、体内でビタミンCに変化し、メラニン生成を抑制します。

<アルブチン>美白有効成分です。ハイドロキノンを安定させたハイドロキノン誘導体としてもよく知られています。即効性よりも時間をかけて効いていく成分で、シミ・そばかすの予防に効果的です。

<コウジ酸>日本酒の醸造に使われる麹菌の成分です。酒造りの職人さんの手が白いのはコウジ酸のはたらきによると言われています。

<リノール酸>ベニバナ油から抽出される成分です。浸透性が高いのが特徴です。

<プラセンタ>豚・馬などの胎盤から抽出されたエキスです。成長に必要なさまざまな栄養分が含まれています。お肌に塗ると、活性酸素を抑制し、メラニンの生成も抑制します。ターンオーバーの周期を整え、コラーゲンの生成をうながします。

 

②メラニン生成抑制作用―メラノサイト活動抑制

<トラネキサム酸>もともと止血剤の成分として使われていました。抗炎症作用があり、メラニサイトの活動を抑制します。シミ・そばかすの予防と、ニキビ跡などが色素沈着するのを防ぎます。また、シミの中でもケアが難しい肝斑に効果がある成分としても知られています。

 

・シミ・そばかすを消す美白成分

シミ・そばかすを消すには、生成されたメラニンを還元する成分が役に立ちます。
もともと無色のチロシンが合成を繰り返して最終的に黒色のメラニンになるので、元に戻っていくと色も薄くなっていきます。

 

③メラニン還元作用

<ビタミンC誘導体>メラニン生成の抑制効果と、還元作用の両方を持っています。

<ハイドロキノン>チロシナーゼの活性抑制とメラノサイトの活動抑制により、メラニンの生成を抑制します。

以上、代表的な美白成分をご紹介しましたが、美白効果のある成分は多岐にわたりますね。
このうち、メラニン還元作用のあるビタミンC誘導体とハイドロキノンは、化粧品によく配合されていて美白効果が高いので、詳しくご紹介しておきましょう。

 

◆ビタミンC誘導体の美白効果

ビタミンC誘導体は、ビタミンCに似た成分で、お肌に浸透しやすく体内でビタミンCに変化します。水溶性と脂溶性のタイプがありますが、化粧水などに配合されているのは水溶性です

ビタミンCは、酸化しやすくお肌に吸収されにくい性質があります。成分としては美容に効果的なのですが、お肌につけても浸透していかず、酸化して悪くなってしまいやすいので、化粧品に配合しても効果を発揮できないのです。

その点、水溶性ビタミンC誘導体は、普通のビタミンCよりも8倍も浸透率が高く、12時間も持続します。

ビタミンC誘導体は、表皮のいちばん上の角質層に浸透し、お肌に吸収されます。その後、酸素に反応してビタミンCに変化し、お肌の内部で効果を発揮します。

ビタミンC誘導体は、お肌の奥でメラニン色素の生成を抑制し、色素沈着を防ぎます。また、できてしまったメラニンを還元し、シミ・そばかすを消してくれます。そのほか、コラーゲンを増やす、皮脂の分泌量を調節するなどのはたらきもあります。

 

◆ハイドロキノンの美白効果

ハイドロキノンは、イチゴ、麦、コーヒーなどに含まれる天然成分です。ハイドロキノンの特徴は酸化を抑える還元作用です。

ハイドロキノンは、最近の化粧品にはよく配合されていますが、日本で解禁になったのは2001年からです。作用が強いため、日本では長い間、化粧品での使用は認められていませんでした。それだけ大きな効果が期待できるということですね。

ハイドロキノンの作用は、チロシナーゼの活性抑制効果と、メラノサイトの活動抑制効果の両方があります。さらに、ハイドロキノンは、強い還元作用で、できてしまったシミ・そばかすを消してくれる効果があります。

メラニンが紫外線の刺激により酸化が進み、黒い色が濃くなっていくのに対して、ハイドロキノンは還元作用で酸化を還元し、メラニンの色素を薄くしてくれるのです。

ハイドロキノンの還元作用は強力なので、シミ・そばかすを薄くし、消してくれるだけでなく、お肌全体のくすみや色ムラも消して透明感が出てきます。

ハイドロキノンがしっかり配合された化粧品を使ってみると、即効性があり、すぐに効果を実感できるだけでなく、使い続けるとお肌の奥から透明感が増してくるのが分かります。

 

◆シミ・そばかすを消すオススメの化粧品

シミ・そばかすの原因と解消法をみてきましたが、美白のカギはメラニン生成を抑えることと言えるでしょう。
最後に、シミ・そばかすに効果的な化粧品をピックアップしてみましょう。

 

①アスタリフトホワイト

アスタリフト

・独自成分でお肌の奥まで有効成分が到達

赤のイメージカラーが特徴のアスタリフトホワイトの「美白トライアルキット」は、5日分で1,000円!
超お得なキットには、美白化粧水、美容液、クリーム、日中用美容液パーフェクトUVプロテクター5日分が含まれています。

注目は、メラニン生成を抑える成分とその技術です。

・独自成分「ナノAMA」
超ミクロなナノサイズの成分です。この超極小の成分が角層の内部まで浸透し、シミの奥で固まったメラニンにはたらきかけます。

・ビタミンC誘導体とアルブチン
この2つの美白有効成分が、ダブルの効果でメラニンの生成を抑え、シミとそばかすを防いでくれます。

もちろん、人気のアスタリフトシリーズ定番のアスタキサンチン、コラーゲンも配合され、保湿効果はバッチリです。

 




②アンプルール

アンプルール

・2種類の美容液で昼も夜もうるおい美白ケア

アンチエイジングのお手入れの定番シリーズ、アンプルールの「ラグジュアリーホワイトトライアルキット」は、化粧水、薬用美白美容液、スポット集中美容液、美容乳液ゲルの4点セットです。たっぷり容量で1,890円です。

このキットの注目は2種類の美容液!

・スポット美容液
スポット集中美容液は、お休み前に使えば夜中効き目が持続します。こだわりのブライトニング成分「新安定型ハイドロキノン」が配合されており、特殊シリコンゲルが時間差でお肌の奥のメラニンにはたらきかけます。

・薬用美白美容液
薬用美白美容液は、アルブチンとビタミンC誘導体配合です。お肌全体に一日中使えて、メラニンをブロックし、透明感を引き出してくれます。

トライアルキットのキャッチフレーズは、「運命のうるおい美白ケア」。保湿効果たっぷりでうるおうお肌に強力な美白ケアでシミ・そばかすを解消しましょう。

 





③サエル

サエル

・独自の美白技術で敏感肌を徹底ケア

サエルは、ポーラ・オルビスグループの敏感肌専門ブランド「ディセンシア」のシリーズです。アルコールフリー、無香料など敏感肌を考えたお肌にやさしい美白化粧品です。
「10日間トライアルキット」は、薬用美白化粧水、美容液、クリームに加え、美白化粧下地UV1回分の4点セットで、初回限定1,480円です。

おすすめポイントは、美白の独自技術です。

・ヴァイタサイクルヴェール
ベントナイトという泥由来の成分を主体とした、オリジナルの技術です。お肌に密着してバリアを作り、水分を逃がさず外部の刺激からお肌を守ります。
・白様雪(びゃくようせつ)
セラミドの中でも骨格を強くするアシルセラミドの生成をうながします。整肌効果でお肌の中から透明感を引き出します。
・エスクレシド
酵素チロシナーゼの生成を抑制する独自成分です。
・ハイスピードメラノリターン処方
ビタミンC誘導体を中心としたオリジナル美白でシミ・そばかすに効果を発揮します。

ほかにも抗酸化、抗炎症の成分が配合されており、お肌の老化を防止し、肌トラブルを改善してやさしく守ってくれます。

 









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