夏の肌トラブル対策とスキンケア!収れん化粧水の効果的な使い方
これから肌がテカリやすい季節に入り、お手入れが大変!
実は夏って肌荒れが起こりやすい時期でもあるんです。
スキンケアは年間を通じていつも同じではありませんか?
あるいは、冬は乾燥するから丁寧なお手入れをするけど、夏は適当!なんていう人もいるかもしれません。
たしかに暑い汗ばむ時期、お手入れは簡単に済ませたいですね。
でも、そんな時こそプラスして使ってほしいアイテムがあります。
今回は、夏に向けてのスキンケアに効果抜群の収れん化粧水についてお話しましょう。
収れん化粧水とは?
収れん化粧水は、もともとは脂性肌の人向けや蒸し暑くて汗ばむ夏のお肌に適したものとして開発された化粧水で、お肌のテカリを抑え、ほてりをひんやり抑え、毛穴を引き締めてくれます。
特徴としては、アルコール分等の成分を含んでいて、それらの蒸発によってひんやり感と引き締め効果が得られます。毛穴が収縮することで、皮脂やアカが中につまりにくく、お肌が清潔になり、ニキビ予防や改善にも役立ちます。
収れん化粧水は、夏場の肌トラブルを予防してくれるおすすめのアイテムですが、皮脂分泌を抑え、化粧ノリが良くなるので、最近では、さまざまな肌質の人に年間を通じて使われるようになってきています。
夏に起こりやすい肌トラブル実態調査
まずはこちらをご覧ください。
これはあのハイシーでも有名な武田薬品工業さんが
29~39歳の女性500名の方を対象ににアンケートをとったものです(複数回答)
「夏に気になる肌トラブルとはどのようなものですか?」
その結果をみると
最も多かったのが「シミ・日焼け」
その次が「毛穴のひらき・黒ずみ」
そして意外な答えとして 乾燥による肌荒れが挙げられます。
夏に乾燥?ってなんだか不思議ですよね!イメージとしては
汗だらだら、湿気がジメジメ…なのに肌が乾くなんて事あるのかな…
と、思いがちですがこのアンケートでもかなりの方が悩んでいるのがわかります。
なのでその原因や対策についてもしっかり触れていきたいと思います。
ちなみに、これらの肌トラブルにみなさん5月6月頃には対策を始ているようです。
あなたは大丈夫ですか^^?
夏の肌荒れの原因|紫外線・汗・エアコン
夏の肌トラブルには、次のようなものがあります。
- 紫外線による日焼け・シミ・くすみ
- 汗と毛穴の開きによる化粧崩れ
- 汗と皮脂汚れによるニキビ
- エアコンによる冷えと乾燥
上記のとおり、原因としては、紫外線、汗、エアコンが挙げられます。
では更に詳しく見ていきましょう。
紫外線による肌トラブル
初夏から夏にかけては1年でいちばん紫外線が強い時期ですが、紫外線にはA波(UVA)、B波(UVB)、C波(UVC)の3種類あるのをご存知でしょうか?
3種の紫外線は、波長の長さで区別されています。
C波は、3種類の中でいちばん短く、オゾン層でカットされるので地上には届きません。
B波が当たると、お肌を守るためにメラニンが生成され、日焼けを起こします。赤くなり、ひどい場合は水ぶくれができることもあります。ただし、地上に届く量は紫外線全体の約1割にすぎません。
A波は、すぐに日焼けを起こすことはありませんが、お肌の奥まで到達し、影響を与えます。
お肌の奥にある保湿成分コラーゲンが破壊され、お肌は乾燥した状態になり、ハリ、ツヤが失われ、シワの原因にもなります。
日焼け止めも肌トラブルの原因になるって本当?!
紫外線は、日焼け止めを塗ったり、ファンデーションを厚く塗ったりすれば、予防できるでしょう。でも、毛穴をぴっちりふさぐことにもなると、別の問題が起こります。
日焼け止めには、水に落ちにくいウォータープルーフのタイプもありますね。リゾートには必須アイテムですが、普段から頻繁に使っている人は要注意です。
夜の洗顔でも落としにくいので、毛穴に汚れがたまり、毛穴をふさぎ、ニキビの原因になりがちです。なのでしっかりとクレンジングで丁寧に落とす事が重要となります。
汗と皮脂でベタベタ!毛穴がゆるみやすくニキビの原因に!
汗で化粧崩れが起きるのは説明するまでもないのですが、汗をかいている時には毛穴が開いています。
開いたままにしておくと、毛穴がゆるんだ状態が普通になってしまい、さらにトラブルが起きてしまうので、こまめに毛穴を閉じるケアをしましょう。
夏は湿気が多く、1年でいちばん皮脂の分泌がさかんな時期です。
開いた毛穴には、汗に混じってホコリや雑菌が入り込み、皮脂と混ざって雑菌の温床になりがちです。メイク剤も汗で入り込みやすいですね。
毛穴の汚れをそのままにしておくと、中で雑菌が繁殖し、ニキビの元になります。
一日中、汗や皮脂汚れにさらされた毛穴は、かなり汚れています。こまめにシャワーや洗顔で落とすのが理想的ですが、それが無理でも夜にはお風呂でしっかり洗い流しましょう。
制汗剤によるダメージも深刻!毛穴のケアを忘れずに!
制汗剤は気持ちが良いものですが、毛穴をふさぐタイプの強力なものも出ています。
従って一時的に使うのは良いのですが、毎日長時間使うのはお肌に悪影響となってしまいます。
毛穴がふさがると内部で余分な皮脂が排出されず、内部で細菌が繁殖し、ニキビの元になってしまいます。短時間でも使用した日は、クレンジングを使ってきれいにしましょう。
エアコンの風による乾燥肌
夏は暑い時ばかりではありません。空調の効いた部屋に長時間いる人は、体が冷えて血行が悪くなったり、エアコンの風でお肌が乾燥したりするトラブルが起こります。
肩にストールを巻いて冷えすぎないように対策しても、お肌の血行不良や乾燥はなかなか防げません。長時間エアコンの効いた場所にいる場合は、普段以上に保湿を心がけましょう。
また、暑い時期には汗をかいて、代謝が良くなり、ターンオーバーも比較的早くなります。
ところが、ターンオーバーの周期が短いと、お肌のバリア機能は頑丈というわけにはいかず、意外に弱いお肌になっているのです。
バリア機能が低下したお肌は、エアコンの効いた乾燥した場所では、カサカサの肌荒れを起こしやすくなってしまいます。
以上、紫外線・汗・エアコンによる夏の肌トラブルをみてきましたが、心当たりがある人がほとんどではないでしょうか。
このようなトラブルを放っておくと…
夏にサボったツケは秋にやってきます。
秋は、気候の変化から夏肌の疲れが表面化し、シミやくすみ、ガサガサのお肌、毛穴の開きも一気に増える時期です。
そうならないために、夏場にきちんとお手入れをしたい!という人にオススメなのが、「収れん化粧水」です。
収れん化粧水の主な成分と効果
収れん化粧水には、皮脂分泌抑制、引き締めに効果のある成分が配合されています。
- 【ビタミンC、ビタミンC誘導体】
- 皮脂分泌を抑制し、毛穴を引き締め、コラーゲンの生成をうながします。
- 【ビタミンB6、ビタミンB6誘導体】
- 皮脂分泌を抑制します。
- 【有機酸】
- タンニン酸、クエン酸、乳酸など。お肌を引き締めます。
- 【天然植物オイル】
- お肌を引き締める効果があります。
- 【金属塩】
- アルミニウム、亜鉛。皮膚たんぱくを凝固する作用があります。
- 【アルコール分】
- エタノール、メントールなど。蒸発する際にさっぱりさせる効果があります。
以上のように、皮脂分泌抑制、引き締め効果の成分がいろいろありますが、そのなかでもアルコールはほとんどの収れん化粧水に含まれています。
しかし、肌質によって合わないこともあるので、最近は、数は少ないものの、アルコールフリーの収れん化粧水も出ています。
アルコールフリーの収れん化粧水に含まれる有効成分
アルコールフリーの収れん化粧水の場合、ぞの代わりに植物エキスなどの天然成分を配合し、収れん効果を高めています。
代表的なものがハマメリスエキスです。
別名ウィッチヘーゼルエキスとも呼ばれるマンサク科の植物で、収れん効果、消炎効果があります。
お肌を引き締め、キメを整え、肌荒れを防止します。
ほかには、クエン酸、タンニン、カテキン、オトギリソウエキス、オウバクエキス、エゾウコギエキスなどさまざまな植物エキスに収れん効果が認められます。
普通の化粧水と収れん化粧水の違い
収れん化粧水といっても、普通の化粧水とどう違うのかはっきり分からないと購入しにくいと思います。
ここでは、簡単に一般的な化粧水と収れん化粧水の違いをまとめてみましょう。
- <一般的な化粧水(柔軟化粧水)>
- ・お肌に水分を補給し、やわらかくする
- ・お肌をなめらかにする
- ・保湿効果がメイン
- ・アミノ酸、ヒアルロン酸、コラーゲンなどを配合
- ・Phは弱アルカリ性から弱酸性
普通の化粧水は、柔軟化粧水とも呼ばれます。
モイスチャーローション、エモリエントローションとも。単にローションと呼ぶ場合は、たいてい柔軟化粧水を指します。
水分を補って保湿し、浸透性を高めて美容液や乳液の成分を浸み込ませるのが主な目的です。
使い方は、洗顔の後、最初に使い、その後に、美容液、乳液やクリームを使います。
- <収れん化粧水>
- ・お肌に水分を補給し、収れん作用がある
- ・皮脂分泌を抑制し、汗や皮脂の分泌を抑える
- ・収れん効果がメイン
- ・有機酸塩、ビタミンB6誘導体などを配合し、アルコールの比率が高い
- ・phは酸性
収れん化粧水は、アストリンゼントローション、トーニングローション、オイルコントロールローションとも呼ばれます。
お肌のキメを整え、皮脂バランスを整えるのが目的なので、いつものスキンケアの仕上げとして最後に使います。
◆収れん化粧水の多彩な名称
収れん化粧水は使ったことのないという人も、もしかしたら知らずに購入している可能性があります。
というのも、柔軟化粧水の商品名は、単にローションと呼ばれている事が多く、例えばモイスチャーローション、エモリエントローションなどがそうですが、収れん化粧水は商品名からして多彩で、種類がとても多いのです。
ちょっと長くなりますが、ネット上で販売されている収れん化粧水の名称をピックアップしてみました。
- <収れん化粧水の商品名>
- アストリンゼント、アストリンゼントローション
- タイトニングローション
- コンディショニングローション、スキンコンディショナー、リフトコンディショナー
- トーニングコンディショナー、トーニングローション、トーニングサーバー、トーニングエフェクター
- フレッシュアップトーニング、リフレッシングトーナー
- ミスト状化粧水、ジェリーミスト、ウォーターローション、ウォーターミスト、フェイスミスト
- シャーベットローション
「タイトニング」は「引き締め」を意味します。
「コンディショニング」「コンディショナー」は「調節する」という意味。
「トーニング」も「調子を整える」という意味があります。
「フレッシュアップ」や「リフレッシング」は「さわやかになる」「新しくなる」という感じですね。
「シャーベットローション」は、ひんやりする感覚がよく表れています。
名称として例外的なものに、「オードルックス」「オードカルマン」「オーデュベール」という商品があります。
ロングセラーの資生堂ドルックスブランドのラインナップで、「オー」というのはフランス語で「水」を意味しています。
このように、収れん化粧水の名称は多種多様ですが、どの商品もお肌を引き締めてキメを整え、ほてりを抑え、日焼け後の肌荒れを予防する効果があります。
お手持ちの化粧品をチェックしてみたら、じつは持っていたということもあってもおかしくないでしょう。
収れん化粧水の使い方|順番はスキンケアの最後・メイクの前が最適!
収れん化粧水の順番としては、洗顔後、化粧水(柔軟)、美容液、乳液、クリームなどのいつものスキンケアをした後、最後に使用します。
普通の化粧水はお肌を保湿し、美容液などの栄養分を浸透しやすくするはたらきがあります。
そのため、毛穴は栄養分を取り込むために開き気味になり、そのままでは、栄養分が出て行ってしまったり、毛穴がゆるんでいったりします。
そこで、最後に収れん化粧水を使うと、毛穴が引き締まり、取り込んだ栄養分をしっかり閉じ込め、毛穴のゆるみも防ぐことができるのです。
☆つけ方は、バシャバシャよりパッティングが効果的
皆さんは、普通の化粧水や美容液などはどのようにつけていますか?
手のひらや指先でマッサージしながらつけたり、化粧水はパシャパシャたたき込んでいったりと、いろいろな方法があると思います。
収れん化粧水の場合、念入りにパッティングするのがコツです。
手で行うよりも、収れん化粧水を浸したコットンを使うのが効果的な方法です。
コットンには、収れん化粧水をたっぷり、500円玉より多めに浸み込ませます。
パッティングの手順は顔の下から上へ、丁寧にパタパタたたいていきます。
毛穴の開きが気になる小鼻や頬は、いっそう念入りにパッティングすると効果的です。
☆メイク前に使うと化粧のノリが良い
収れん化粧水は、朝のメイク前に使うとお肌のキメが整い、化粧ノリが良くなります。
朝のスキンケアの最後に使うとちょうど良いですが、洗顔後しばらく経ってからメイクする時は、改めて収れん化粧水だけ軽くパッティングすると、断然ノリが違ってきます。
症状別、収れん化粧水を使ったケア方法のポイント
☆ニキビを解消したい方
収れん化粧水でニキビケアをしたい時は、洗顔後、まず冷たい水で冷やします。
次に、ニキビ周辺の皮膚を角化させないためにやさしくマッサージします。つまんでもみほぐす感じで、痛まない程度に。
その後、収れん化粧水を使います。あまり刺激すると逆効果なので、パッティングよりも、収れん化粧水に浸したコットンでそっと押さえて成分を浸み込ませる程度で良いでしょう。
☆毛穴ケアをおこないたい方
スキンケアの最後に使うのが収れん化粧水の基本ですが、例外的に、毛穴ケアの場合は、洗顔後すぐに使うのも効果的です。
弱アルカリ性から弱酸性へ変わり、引き締め効果が生まれます。
毛穴のゆるみが気になる時、洗顔後すぐに使うと毛穴がキュッと引き締まります。同じ理由でたるみにも効果があります。
ただし、このようにお手入れの最初に使う場合は、アルコールフリーの収れん化粧水を使うほうが無難です。アルコール分が直接お肌に触れると肌トラブルの原因になりやすいからです。
☆乾燥肌の人は要注意!スポット使いやアルコールフリーを活用
収れん化粧水は、皮脂の分泌が多すぎる場合に、分泌を抑えるはたらきがあるものです。
そのため、乾燥肌の人が使うと皮脂量が減り、乾燥がひどくなり、肌荒れを起こすことがあります。
また、敏感肌の人は、収れん化粧水に含まれるアルコール分にも注意が必要です。
脂性肌や混合肌の人も、顔全体というよりは、脂っぽくなりやすい部分だけを中心に使うほうが良いでしょう。
できるだけ先ほどご紹介したアルコールフリーのものを選んだ方がベストです。
まとめ
ここまで、夏のスキンケアの仕上げにオススメの収れん化粧水について、特徴や使い方をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
- <収れん化粧水の主な使用目的>
- ①皮脂バランスを整える
- ②肌のキメを整える
- ③ひんやり引き締める
- ④ニキビケア
- ⑤毛穴ケア
まずはこういったものであるということを覚えておきましょう!
これまで使ったことがないという人も、持っているけど使い方が分からなかったという人も、これを機会に収れん化粧水をぜひ使ってみて下さい。素肌に自信を持って楽しく夏を過ごせるようになると思います。
因みに当サイトではさらに詳しい収れん効果の高いコスメの使い方や
おすすめもご紹介しています。
もしあなたが現在気になっているものがあれば覗いてみてください。
きっとお役に立てると思います^^